なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(235)

          船越通信癸横械機 。横娃隠鞠11月8日    

・先週11月1日(日)の週報船越通信は、私の手違いで10月18日の232号を再録してしまいました。11月1日

の234号を用意してあったのですが、パソコンのデータからプリントアウトするときに、232号をプリントア

ウトして確認しないままに印刷してしまったようです。申し訳ありませんでした。そこで今日は2号分を掲

載します。

・11月1日(日)は永眠者記念礼拝でした。この日の永眠者記念礼拝は、ご遺族の出席者4名と共に、また

前日紅葉坂教会で行われました「北村慈郎牧師の処分撤回を求め、ひらかれた合同教会をつくる会」主催の

10・31集会に名古屋と三重から参加された3名も加えて、16名の出席者でした。船越教会に関係する永眠者は

15名です。この方々を偲びつつ礼拝を共にしました。礼拝で歌った讃美歌21-385番の一節の歌詞を転載し

ておきます。「花いろどる春を この友は生きた、/いのち満たす愛を 歌いつつ。/悩みつまずくとき、

この友の歌が/私をつれもどす 主の道へ」。永眠者記念礼拝では、天上の人たちと地上の私たちが主に在

って一つであることを再確認させられます。私はこの日の説教テキストは聖書日課の一つであるローマの信

徒への手紙7章7-13節からにし、パウロの「罪に支払う報酬は死である。しかし、神の賜物は、わたし

たちの主キリスト・イエスによる永遠の命なのです」(6:23)という言葉に焦点を当ててメッセージを語り

ました。礼拝後の昼食会に、遅くなったと言ってもう一人の遺族の方がいらっしゃいました。毎年いらっ

しゃるお一人の方は、今年はこの日予定が入っていて来れませんでした。この日の昼食会はNさんが中心に

準備してくださり、五目ずしと4,5種類の惣菜とみそ汁とで豊かな食卓を共にすることができました。名

古屋から来た、私の名古屋時代に教会で共にしたHさんは、私の説教集『食材としての説教』の中に「無く

てはならない食卓」という文書を書いてくださった方で、この人の強い勧めがあって、私は説教集を出すこ

とにしたのです。89歳で歩くのも相当しんどそうなときもありますが、名古屋からわざわざ10・31集会と船

越教会の礼拝に出席するために、10・31集会の前日から桜木町の近くのホテルに宿泊し、日曜日も船越教会

の礼拝、昼食会の後、直接名古屋に帰るのはしんどいのではないかと思いますが、桜木町のホテルにもう一

泊して、2日の月曜日に名古屋に帰りました。日曜日は船越教会から桜木町のホテルまで私も一緒しました。

月曜日夜名古屋に無事帰ったか電話をかけましたら、電話の向こうからHさんの声が聞こえ、私は安心して一

言お礼を述べて電話を切りました。三重から来てくださったご夫妻も、10・31集会に出て、その日は汐入の

ホテルに宿泊し、日曜日に船越教会の礼拝に出席してくださいました。このご夫妻は私の戒規免職の事を知

って、ずっと支援してくださっているのです。ありがたいことです。

・3日には藤沢の日大生物資源学科の教室で「放射能の問題」をテーマにした「ヒロシマナガサキの被曝

映画」の上映とその映画監督の講演が、藤沢で福島の家族の保養を年2回行っているグループの主催であり

ましたので、連れ合いと共に参加しました。被曝した人のことは、東海村の事故で被曝した人で、亡くなる

までの記録が本になっていて、福島の東電第一原発事故後に私はその本を読みました。今この船越にはその

本はありませので、正確な題を記すことはできませんが、その本を読んで被曝の凄まじさを突き付けられま

した。ヒロシマナガサキで被曝した方々の悲惨さは原爆投下によるものです。この日上映された映画もそ

うですが、原発関連による個人の被曝では、東海村での事故がこれまでの最大のものではないかと思われま

す。福島東電第一原発事故後、子どもたちの甲状腺をはじめ被曝の問題が深刻ですが、この被曝について、

私にはなかなか実態を正確に把握することができませんので、今回講演を聞きに行ってみた次第です。

・5日(木)夜紅葉坂教会で北村支援会(略称)の世話人会・事務局会がありましたので、早めに船越教会

に行き、11月15日に行うかながわ明日の教団を考える会の案内を出す作業をしてから、紅葉坂教会に行きま

した。10・31集会の評価反省をし、今後のことについて話し合いました。まず10・31集会の報告を中心に通

信第15号を11月30日と12月1日に発送作業ができるように準備することを確認しました。次に新教コイノ

ーニアの件。新教コイノーニアは来年2月10日までには発行できること、頁数、定価などがはっきりしまし

た。出版社から題の再考が求められましたので、「戒規か対話か~聖餐をめぐる日本基督教団への問いか

け~」とすることにしました。このコイノーニア出版を記念して集会を設定することにしました。日時は

来年2月20日(土)、早稲田奉仕園のリバティーホールで、3人の発言者も引き受けてもらえました。また、

会の総会は4月16日(土)に行うことにしました。新教コイノーニアが出版しますと、私の戒規免職問題が

どんな問題なのかが、この本を読んでもらい理解してもらうことができるようになります。今までは集会

や通信発行でこの問題を広く理解してもらうようにしてきましたが、それだけでは限界がありました。そ

れに新教コイノーニアによる情宣の可能性が加われば、さらに広い人にこの問題を伝えて行くことが出来

るようになると思います。

・7日(土)は大船教会で教区の宣教方策会議がありましたので、オリエンテーション委員会の委員長Oさ

んの代理として私が出席しました。毎年この時期に行われます宣教方策会議では、各地区、各委員会から

代表が出席して、来年度の神奈川教区宣教方策案を検討します。この方策会議で出た意見が反映された宣

教方策案を更に常置委員会で審議して、総会議案にして教区総会で諮り、その年度の神奈川教区宣教方策

が決まります。今年も昨年度の宣教方策の文面にいくつか修正が施されました。宣教方策会議は12時30分

過ぎに終わりましたので、私はすぐに失礼して、午後2時から横浜YWCAで行われる集会「音楽と共に 沖縄

の今に 想いを馳せる 命(ぬち)どう宝」に、チケットをいただいていましたので、出席しました。Tさん

の講演を真ん中にして前後に沖縄から招かれたミュージシャンの演奏と歌、ラップがありました。辺野古

が緊迫していることもあるのでしょうか、会場はいっぱいの人でした。