船越通信癸械横后。横娃隠掲９月３日 北村慈郎
・８月２７日（日）の礼拝後はお茶の会を早目に終わってもらい、私は13:00から紅葉坂教会であるオル
ガンの演奏会に出かけました。その演奏者は、私が紅葉坂教会の牧師をしていた時代の青年で、私が紅葉
坂教会を辞し、船越教会に来たのが2011年4月からですが、それから1年後の2012年よりベルギーに留学
し、ベルギー王立アントワープ音楽院でオルガンを学んでいます。今回一時帰国に当たり、急遽紅葉坂教
会でオルガンコンサートがあるというので、私も参加させてもらいました。私はオルガンの演奏の技術に
ついては全く無知ですが、彼女の演奏を聞いていて、成長していると強く感じました。演奏後彼女と一言
ことばを交わし、この日都筑区のあゆみ荘で15:00から始まる「障がい者と教会の集い」に向かいまし
た。
・「障がい者と教会の集い」（知り合うこと、触れ合うこと、生活を共にして）は今年第32回ということ
です。主題は「隣人の声を聞く～わたしのそばにいてください～」でした。私はこの集いには、1995年4
月名古屋の教会から紅葉坂教会に転任してから、1回か2回は他の会とぶつかって参加できなかったことは
ありますが、それ以外は必ず出ていますので、多分20回は参加していると思います。多い時は80名近くの
参加者があった年もありましたが、今年は50名弱で、比較的少ないという感じを受けました。船越教会か
らは私を含めて4人が参加しました。また、世代交代というか、長年この会に参加して来られた方々の顔
が見えなくなっていて、既に天上の人になっている人もあり、やむを得ないことではありますが、少し寂
しい気持ちがしました。この集いは、毎回発題者が立てられ、発題者は主題の展開という発題もあります
が、多くは障がいを抱えて生きるご自分の体験を発題でお話ししてくれます。それに分団に分かれての話
し合い、その他食事やお風呂や夜の交流会、それぞれの部屋での交流が、この集いの内容です。発題を含
めて、「知り合うこと、触れ合うこと、生活を共にして」がこの集いの目的です。ですから、参加するこ
とがこの集いでは何よりも大切ではないかと、私自身は思っていますので、その年の主題がどのような主
題であっても、私は参加することを第一に考えています。今回の発題者は4人でしたが、それぞれの発題
から、今年もまた障がいを抱えて生きる方が、そのありのままを他者と社会の中で受け入れられて生活で
きることの困難さを、強く感じました。心身に何らかの障がいを抱えて生きている人は、他者との違いの
大きさ故に、その違いの大きさを受け止められる他者と社会ならば、ありのままで生きていけるのです
が、そうでないと、どうしても排除の対象になってしまうのです。現実の社会は、それぞれの違いを受け
止められる幅は極めて狭く、どうしても排除が起きがちなのが現実です。日本基督教団から教師免職処分
を受けた時に、この違いによる排除を私自身も体験しました。違いのある者同士が共に助け合い、支え合
い、分かち合っていく社会、これは聖書の神の国に対応する現実の社会ではないでしょうか。そんなこと
を考えながら、私は毎年8月に行われる「障がい者と教会の集い」に参加していますし、これからも健康
が許す限り、参加し続けたいと思っています。今年の集いでは、夜の交流会には参加できませんでした。
つい数年前に失明したという同室の方から、私が聖餐のことで免職処分された牧師だということで、矢継
ぎ早に沢山の質問を受け、その質問に答えている間に夜中の0時半になっていたからです。さて、今回の
集いの発題者の一人であるA牧師が、発題の中でしたか、今回の副題になっている「わたしのそばにいて
ください」との絡みで、フランク永井の「そばにいてくれるだけでいい」を、私はカラオケに行きません
が、カラオケで歌い込んでいるのではと思うくらい上手にうたいました。ちなみにその1番の歌詞は以下
の通りです。「そばにいてくれるだけでいい／黙っていてもいいんだよ／僕のほころびぬえるのは／おな
じ心の傷をもつ／おまえのほかにだれもいない／そばにいてくれるだけでいい」。
・９月１日（金）は早目に鶴巻を出て船越教会に向かいました。正午頃船越教会に着きましたが、玄関の
鍵は開いていて、中にはNさんがいらしてお掃除をしてくださっていました。Nさんはほとんど毎週来てく
ださって、教会の掃除や庭の手入れをしてくださっています。その働きに心から感謝しています。午後1
時過ぎにNさんは帰りました。それから、私は３日（日）の週報原稿をつくり、メールで皆さんに流しま
した。そして教会の外看板の３日（日）の説教予告を書き、前週のものと変えました。そしてこの日の夜
は、紅葉坂教会で支援会の世話人・事務局会がありましたので、午後５時過ぎに紅葉赤教会に向かいまし
た。世話人・事務局会では、主に支援会で計画しました秋の関東（東京）、関西（大阪）出前集会の準備
と今後の活動について話し合いました。課題としては、私の免職問題を初めての人でもよく分かる、漫画
なども入れたリーフレットを作成することです。作成してくださる方を募集中！
