なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(416)

     船越通信、癸苅隠供   。横娃隠糠6月16日   北村慈郎


・8日(土)は午前10時に横浜駅東口駅前にある郵便局の前で、小学校時代の友人2人と待ち合わせて、

久しぶりに3人で旧交を温めました。一人は名古屋にいて、彼が横浜に来る時に、1年に1回くらいは3人で

会っています。6,7年前にもう一人の友人が亡くなって、彼が埋葬されている墓地が三ツ沢の奥にあり、

この日も3人で彼の墓地に行って線香をあげました。その後横浜駅のカラオケ店の部屋で、カラオケはし

ませんでしたが、昼食を食べながら午後2時過ぎまで歓談し、その後3人で横浜にいるもう一人の友人が運

転する自家用車で船越教会まで送ってくれました。船越教会に着いたのは午後3時頃でした。名古屋の友

人は教会まで来て、礼拝堂などを見ていきました。


・9日(日)はペンテコステの礼拝で、聖餐式があり、礼拝後昼食会もありました。昼食会後6月の役員

会を行いました。午後3時頃役員会を終えて、私は次週の準備をして午後3時半過ぎに船越教会を出て、

途中海老名で少し食材を買って鶴巻に帰りました。


・10日(月)午後1時30分から鎌倉恩寵教会で「沖縄を学ぶ会」があり、私はSさんから頼まれて、求め

すすめる連絡会のことと合同50年について話をしました。船越教会からはHさんとTさんが出席していまし

た。求めすすめる連絡会とは、正式には「沖縄から米軍基地撤去を求め、教団『合同のとらえなおし』を

すすめる連絡会」という名称です。2004年の教団総会会期中に有志によって立ち上げた会です。2002年の

教団総会で、沖縄教区提案の「名称変更議案」をはじめ「合同のとらえなおし」関連議案のすべてが審議

未了廃案になり、その時以来沖縄教区は教団との間に距離を置くようになりました。そのことを受けて、

教団が合同のとらえなおしを切り捨てたわけですから、教団との間に距離を置いた沖縄との関係の修復を

有志の会で担わなければならないということで、求めすすめる連絡会ができました。沖縄教区との関係の

修復には、過重な負担を強いられている沖縄の米軍基地撤去の問題を担わなければならないということ

で、上記の名称の連絡会になりました。求めすすめる連絡会は沖縄から根本的な問いを受けています。そ

の問いは、沖縄から聞き学ぶという姿勢だけでは、何時までも沖縄から収奪することになるのではない

か。ヤマトの側として主体的に何をするかその実を示してもらいたいというものです。この船越通信にも

以前に書いたことがあると思いますが、求めすすめる連絡会の全国集会を沖縄で開催した時に、平良修さ

んが「辺野古に来てくれることはありがたいが、日米安保がある限り、今辺野古で起こっていることは今

後も沖縄で繰り返されるので、あなたがたヤマトの方は日米安保を破棄する運動をしてもらいたい」とい

う主旨の発言をされました。この平良修さんの発言を重く受け止めなければならないと、求めすすめる連

絡会では思っているのです。本年3月に兵庫でありました求めすすめる連絡会の全国集会「合同50年にあ

たって~その歴史を検証する~」で、発題をされたT・Fさんが合同50年の歴史を振り返って、「主体性を

失わず、責任をちゃんと負うときにこそ、共同性ははじめてありえる。そこをずっと中途半端にしてきた

この50年、では、これからどうしていくか」と結びました。故小田原紀雄さんが、1981年の東京キリスト

者救援会発行「救援ニュース」に、「『戦責告白』と『憲法』~平良修氏へ」という文章を書いていま

す。その中にこういう一節があります。「平良さんが、『合同』を吸収合併とおっしゃるのであれば、沖

縄の側から、少なくとも思想の水準で、日本基督教団との関係の一切を切断してみられる必要がありはし

ませんでしょうか。『戦責告白』もまた沖縄を吸収合併した『ヤマト』の為した物ですから、これも同様

に扱うべきだと私には思えます。/その上で、沖縄は沖縄固有の『戦責』を明らかにして下さい。私のよ

うな者からこういう言い方をするのは甚だ苦しいのですが、やはり沖縄には沖縄の『戦責』はあるはずで

す。そして私共もまた、日本基督教団の『戦責告白』の不充分性を徹底的に明らかにし、戦後責任から、

今私共の為すべき方向まで含めて展開すべく努力します。この個別に離れて為す作業の中で、沖縄と「ヤ

マト」の出会える可能性が見えてくるように思えます」。この小田原さんが指摘している課題は、今も私

たちの課題ではないでしょうか。沖縄を学ぶ会では、それと共に6月26日開催の神奈川教区総会の議案に

なっている「沖縄キリスト教団と日本基督教団との合同50年を憶えて、合同の実質化を目指す集会を開

催する件」について話しました。


・11日(火)18:30より紅葉坂教会で支援会の世話人・事務局会があり、総会と北海道出前集会の報告

を中心に通信第23号を7月中旬に発行する予定。