なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

18日(日)の説教の補足

皆様へ

 

18日の説教の中で土の塵から造られた人間は大地(自然)と一体であるということをお話しました。

東京新聞4月20日朝刊を読んでいましたら、下記の文章に出会いました。18日の説教の補足になりますので

紹介します。

                              北村 慈郎

『今週のことば 松本章男』

【環境の復元とは、人類を支える生態系を維持する責任を人間自身が果たす、自然とのレシプロシティー互恵性)の確立に尽きる。  R・W・キマラー】

 北アメリカ先住民の子孫である女性植物学者の著作、訳書名『植物と叡智の守り人』より。/白色系人種のそもそもは、禁断の木の実を食べたためエデンの園から荒野へ追われた。北アメリカ先住民は日本原人と同じ黄色系。植物の種をもって天空から降臨したマザーが創る緑の国を営々と広げたという創世記を伝える。/自分たち先住民は、自然を畏怖し尊重し、人間は自然の一部であるという自覚に生きている。植物と動物は共通の言語をもって話し合いをする。自分たちはその神秘をも知ると、この著者は語る。/先進国の人間は「種」の孤独に陥ってしまっている。今こそ、他の生きもの、とりわけ植物と繋がりを取りもどすべきなのだ。/自然界に存在する知恵に敬意をはらおう。人間は太古から人間以外の生物によって生命を支えられてきた。これからは、それらの生物の生命を人間社会が支えてゆくべきではないだろうか。(随筆家)