なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(493)

船越通信、№493 2021年12月5日(日)北村慈郎

  • 28日(日)は礼拝後、船越教会がお世話になっている牧師の方や遠くの教会員に出すクリスマスカードに、この日の礼拝出席者で一言メッセージや名前を書きました。私は自分の分を済ませた後、まだ何人か集会室にいましたが、2階の牧師館に行き、この日午後4時から蒔田教会で行われる2021年度第一回オリエンテーションの準備をさせてもらいました。今回のオリエンテーションは、コロナで2020年2月以来2年近く開催できなかったものですから、2020年度と2021年度に神奈川教区に赴任してきた新任教師にとってもはじめてですので、参加者もいつもの倍近くの人数になります。講師委員を入れて35名の参加申込者がありましたので、新任教師に差し上げるオリエンテーション委員会が2002年に作成した『教団問題とは何か(オリエンテーション・ガイドブック)合本』を持って行かなければなりません。相当の重量になりますので、まだ完治していない足が心配でしたが、細心の注意をしてキャリアカーで蒔田教会まで運ぶことができました。第一回オリエンテーションは、毎年「神奈川教区形成基本方針」について行ない、今回は教区議長の蒔田教会牧師古谷正仁さんに発題していただきました。オリエンテーション委員会の委員長の私が司会をしました。最初に参加者の自己紹介を1分以内でしてもらい、その後発題と協議のときを持ちました。午後4時開始午後6時半終了予定でしたが、協議が少し早めに終わりかけましたので、最後にパスも可ということで、参加者全員に感想・意見があればということで、発言してもらいました。それがちょうど午後6時半には終えましたので、交通費の必用な方は委員会の会計に請求してくださいというアナウンスをしてから黙祷して会を終えました。その後委員での打ち合わせをして散会しました。
  • 12月1日(火)午前中には、沖縄教区で牧師として働いているKさんが夫のHさんと共に、千賀のことを覚えてお花を持って来てくれました。
  • 2日(水)午後6時半からZoomによる支援会世話人・事務局会を行いました。11月20日(土)に行なった支援会第2回Zoom懇談会の確認や反省とともに、通信第27号の内容及び来年3月から4月にかけて行う予定の2021年・2022年度の2年分の支援会総会について話し合いました。世話人・事務局会では、2022年10月に開催予定の教団総会では、何とか私の戒規免職撤回を勝ち取りたいという強い意志を持っています。私が教団から戒規免職処分を受けてもう10年が過ぎましたので、このままズルズルいってしまうことを恐れているのです。そのためには来年の教区総会では、できるだけ多くの教区で私の戒規免職撤回を何らかの教団総会議案にして出してもらえないかということも、各教区に働きかける必要があるのではないかという話も出ました。来年2月に発行予定の通信第27号には、そのこともアッピールする短い文書を載せることにしました。私の方も個人的に年金局とのやり取りの中で、年金局理事長の回答の中に、私のことを、教団においては「無任所ではあるが、現職の教師だから、年金支給はできない」という文面がありましたので、教団総会議長石橋秀雄さん宛に配達証明付きで以下の手紙を出してあります。11月4日には届いています。

 

主のみ名を賛美いたします。

過日貴年金局宛に出しました私の質問に年金局中川義幸理事長から回答を得ましたが、その回答の中に、年金局は私が今も教団教師であるという認識をされているようであります。もしそうであるとするならば、日本基督教団は私の免職を撤回し、私が教団教師に復職したことになります。私には何の連絡もありませんが、そのように考えてよろしいのでしょか。もし私が今も免職中であるとすれば、日本基督教団は私に対して、一方では免職扱いをし、他方では現職の教師扱いしていることになります。教団が聖餐という真理問題を理由に私を教師免職にしたこと自体が人権侵害に当たると思われますが、この私に対する教団のダブルスタンダートは、更なる人権侵害に等しい行為と思われます。この点について、年金局に確認し、ご回答をお願いいたします。

よろしくお願いいたします。

                   2021年10月30日  北 村 慈 郎

 

追:: 念のため年金局中川理事長の回答写しを同封いたします。

 

  • 上記の教団議長宛ての私の手紙に対する議長からの回答は未だ来ていません。

 

  • 私は12月に入って、11月末まで鶴巻で同居してくれていた娘が、仕事の関係で月曜日から金曜日までは横浜で生活することになりましたので、独り暮らしになっています。娘は金曜日仕事を終えてから日曜日にかけて鶴巻に来ると言っていますが、私は土曜日から日曜日にかけて船越教会に来ますので、鶴巻で娘と一緒なのは金曜日夜から土曜日にかけてだけになります。連れ合いの千賀が帰天して1年9か月になりますし、去る11月21日には千賀の遺骨も納骨しましたので、私の残された時間を前向きに独りで歩いて行かなければならないとの思いを新たにしているところです。そんな時に、船越教会の皆さんから、私の80歳の誕生日(12月4日)を覚えて、「80歳のお誕生日おめでとうございます。”あなたの慈しみは命にまさる恵み”(詩編63:4)」というバースデイ・カードが添えられた花束が3日の夜に届きました。ありがとうございます。関田寛雄先生は90歳を越えていますので、先生のようにはとてもなれませんが、少しでも残された時間を、教団における免職撤回と船越教会における福音宣教の働きに力を注いでいきたいと思っております。