なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(586)

10月8日(日)の礼拝式と説教原稿の配信はありません。この日は帰天した関田寛雄牧師に代わって、船越教会の代務者になって下さった元住吉教会三宅宣幸牧師に説教をお願いしましたので、説教原稿はいただいていません。ご了承ください。今週は船越通信だけの配信になります。

 

船越通信、№586、2230年10月8日(日)北村慈郎

  • 1日(日)は礼拝後役員会がありました。この日の役員会では、毎年11月の第一主日に行なっている永眠者記念礼拝を、今年も行うことを確認しました。また、8日(日)の三宅宣幸牧師をお迎えして行なう礼拝後には昼食を共にすることを確認しました。後は定例の議事で役員会は12時20分には終えました。皆が散会した後、片づけをして私も1時過ぎのバスで追浜に出て、鶴巻に帰りました。
  • 3日(火)には、朝早めに鶴巻を出て、船越教会に午前10時ごろ着きました。この日は9月24日の週報印刷を理想の印刷機でしようとしたら、途中電源が切れてしまい、印刷が出来なくなってしまったのです。ですから、9月24日(日)と10月1日(日)の週報はパソコンの印刷機で作りました。そこで修理を依頼し、この日に修理に来てくれることになっていたからです。11時に修理をしてくれる人が来て、印刷機を見てくれましたが、入らなかった電源も入って、印刷機の中の電線の回路を確認してくれて、すぐに修理は終わりました。その後、教会への郵便物が料金不足でこの日の12:00-14:00に再配達をお願いしてありましたので、その配達が来るまで教会で待っていました。この日は私が教会に着いた後に関本さんが教会の道路側壁の草取りに来てくれて、作業をしてくれていました。再配達は12時半ごろに来ましたので、私は料金不足を支払って郵便物を受け取りましたので、関本さんに声をかけて、船越教会から鶴巻に帰りました。3日(火)は月の最初の火曜日ですので、通常ならば教区の常置委員会があるのですが、10月は第二週の10日(火)に変更していましたので、この日は常置委員会はありませんでした。
  • 5日(木)は国会前の辺野古新基地建設反対の座り込みに行きました。この座り込みは毎週木曜日と共に月曜日にも行っていますが、この週の月曜日はちょうどこの座り込みを始めてから7,000日ということで、久しぶりの方も参加したようです。その中に、夏前まではずっとこの座り込みに参加していて、猛暑の間休んでいました、体力が落ち、歩行もゆっくりと時間をかけて千葉から来ていた方もいらしたということです。その方とずっと参加している2人の方が現在の国会前座り込みで中心になっています。私は木曜日だけの参加ですが、その3人の方は月曜日も木曜日も参加して来ました。月曜日にも木曜日にも時々参加する方は、別に数名います。ですから、月曜日に久しぶりに参加された千葉の方が今後参加が難しくなると、この座り込みは実質的に2人の方によって担われることになります。さて、この日は5人で座り込みました。私の外に木曜日に来る常連の方がいますが、この日はもう一人、座間の米軍ゲート前で毎週水曜日に座り込みをしている“バスストップから基地ストップの会”の一人である翠ヶ丘教会のメンバーのIさんが午後2時頃から座り込みに参加してくれました。彼女は、この国会前の座り込みが始まった時から国会前の座り込みにも参加していて、その後有志の方と地元の相模原でもしようということで、“バスストップから基地ストップの会”の創設にも関わった一人で、それ以来座間の米軍ゲート前のバスストップでの座り込みに参加しています。この日は午後3時半から官邸前で、4日に沖縄の玉城知事が、「米軍普天間飛行場宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、軟弱地盤改良工事の設計変更に関する政府の承認指示に対し『期限までの承認は困難』と回答した」ことを受けて、玉城知事の実質的な「不承認」を支持する緊急抗議行動が行なわれるので、Iさんはそれに参加するために、少し早めに来て国会前の座り込みにも参加してくれたのです。この3時半からの官邸前での緊急抗議行動の前には、衆議院議員会館の集会室で行政法研究者による、玉城知事に代わって国交大臣による代執行手続き着手の不当性についての講演が行われました。この院内集会が終わって、そこに参加している人が来てから官邸前の緊急抗議行動が3時半から行われる予定でした。私たちも午後3時15分ごろに国会前の座り込みを終えて、官邸前の緊急抗議行動に参加しました。院内集会が遅れて、午後3時半を大分過ぎてから緊急抗議行動が始まりました。最初シュプレヒコールがあり、みなさんは拳を上げてシュプレヒコールをしましたが、私は拳を上げずに言葉だけ一緒に叫びましした。各団体からの代表者によるアッピールが続き、午後4時半過ぎに緊急抗議集会は終えました。司会者によれば、本日の参加者は100名ということでした。何時もより40分ほど遅くなりましたが、鶴巻の自宅には午後6時ごろに帰りました。
  • この集会で9月27日付で出された行政研究者有志一同による「声明:9・4最高裁判決および国土交通大臣の代執行手続き着手を憂慮する」が配られましたので、私もいただいてそれを読みました。その声明の最初の部分を引用しておきます。
  • 国土交通大臣(以下「国交大臣」)は、本年(2023年)9月19日、地方自治法第245条の8第一項に基づき代執行手続きに着手し、防衛省沖縄防衛局(以下「沖防局」)がしていた、辺野古沖・大浦湾周辺海域の埋立てにかかる軟弱地盤改良工事のための埋立地用途変更・設計概要変更申請(以下「本件承認申請」)を承認するよう沖縄県知事(以下「知事」)に勧告した(以下「本件勧告」)。本件勧告は、本年9月4日に最高裁判所(以下「最高裁」)が、本件変更承認申請につき知事が2021年11月25日にした設計概要変更不承認処分(以下「本件不承認処分」)について、国交大臣が行なった本件承認申請の承認を求める是正の指示(以下「本件是正の指示」)を適法とする判決(以下「本件判決」)を受けてなされたものである。しかし、本件判決の理由は、地方自治の本旨を理解しない不合理極まりないものであり、本件判決により本件是正の指示が適法であることを確定したとして、国交大臣が代執行手続に着手したこと、および、上記の勧告、さらには今後発出すると予想される指示に従って、知事が本件承認申請を承認することは、自治権保障の実効化のために制度設計されている地方自治法の関与制度の趣旨に沿わない、あるいは、関与制度の形骸化を助長するものである」。これは、最高裁判決が地方自治法を歪めかねないことを指摘しています。法の番人が法を歪めるとすれば、法に基づいて権利を主張しても、それがかなわないことになります。日本の国はそうなってしまっているということなのでしょう。