なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(603)

船越通信、№603  2024年2月11日(日)北村慈郎

  • 4日(日)は礼拝後何もありませんでしたので、比較的早めに散会しました。私も早めに船越教会を出て、バスで追浜に出て、鶴巻に帰りました。この日は娘が来ていましたので、早夕飯を一緒に食べてから、彼女は車で横浜に帰っていきました。
  • 4日から5日にかけて、4月6日(土)に紅葉坂教会で開催を予定しています支援会総会前に、第2回の北村慈郎牧師支援コンサートを予定していますが、そのチラシのことで紅葉坂教会の方とやりとりをし、印刷が出来上がったら、私の方に送ってもらうようにお願いしました。早めに第2回支援コンサートのチラシを作成するのは、2月23日(金・休)に荻窪教会で行う第一回支援コンサートに来た方にも第2回支援コンサートのチラシを配布することにしているからです。また、5日(月)には、これまでの4~5回の教団総会に教区総会決議教団総会議案として出して来た私の戒規免職撤回議案について、前回の教団総会会期中に開催した支援会集会で何人かの方から、撤回ではなく審議のやり直しという切り口からの議案の方が、教団総会の冒頭の議事日程の段階で議長団に葬られないのではないかという意見がありましたので、支援会世話人・事務局会ではその趣旨に従った議案を作ってみました。この日はこの原案について、数名の方に意見をお聞きしたいと思って連絡させていただきました。その方々の意見をお聞きして、よりよい議案として教団総会に出せればと思っています。
  • 6日(火)は午後6時から蒔田教会教育会館で常置委員会がありました。鶴巻を少し早めに出て、横浜駅で早夕食を食べてから蒔田教会に行きました。それでも少し早めに着きましたので、既に来ていた二人の方に連絡事項を伝え、常置委員会が始まるのを待ちました。この日の常置委員会では、2月総会に議案として出す2024年度の各教会の負担金割り当て票が配布され、その説明があって、原案通り教区総会議案とすることが常置委員会で決まりました。船越教会は79000円(23年度は58,000円)です。また、前回の常置委員会からの継続審議になっていました単立川崎キリスト教会の教団加入とその教会の牧師で元日本基督教団補教師のK氏の退任教師復帰志願が承認可決されました。教団加入の件は2月の教区総会議案になります。この日の常置委員会で審議された主な議案は以上でした。その他にも多くの議案(全部で21)があり、その中には私に関係する三つの議案(「北村慈郎教師の免職を無効とし、免職撤回を求める件」「第39回・第40回・第41回教団総会の議事結果への対応に関する件、北村慈郎氏の身分に関する件」)もありますが、私に関係する三つの議案を含めて多くは継続議案になっています。議長が私に関係する三つの議案を一括して上程して、私に何かありますかと発言を促して下さいましたので、何時もは「ありません」と答えるのですが、今回は「今秋の教団総会で免職が撤回するようにお願します」と、一言申し上げました。今秋になりますと、私は教団から戒規免職処分されてから丸14年になります。考えて見れば、随分長い間免職撤回のために闘ってきたことになります。私に健康が与えられ、支援して下さる多くの方々にも支えられていることを、心から感謝しています。何時まで続けられるか分かりませんが、健康が許される限り、教団が免職撤回をするまで頑張って行きたいと思っています。この日の常置委員会は何時もより早めに終わりましたので、鶴巻には午後9時過ぎに帰ることができました。
  • 私は毎朝、日曜日以外はその日のローズンゲンの聖書箇所と今年はバルトの『一日一章』のその日の当該箇所を読み、その後祈ってからその日をはじめるようにしています。7日のバルトの一日一章は、マルコによる福音書13章13節「わたしの名のために、あなたがたはすべての人に憎まれる」に基づくものでした。11日(日)の説教でもこのバルトの『一日一章』に触れたいと思いますが、この中で語られているキリスト者は「世界市民」であるという部分を、ここに引用しておきたいと思います。「…しかし、キリスト者は世に向かってイエス・キリストを、従って神との世の和解を力強く証しすることにより、最善の最も忠実なで有益な世界市民であると言ってよいでしょう」。独善的な国家や民族の中でキリスト者イエス・キリストを証しして生きると、時にはその国家権力から、或いはその国家や民族を支持する人々からから「悪意のある秩序攪乱者と見られ、扱われる」ことがありますが、それはキリスト者が「最善の最も忠実で有益な世界市民」であるからだと言うのです。ナチズムの時代にバルトやボンフェッファーは「世界市民」として行動したのではないでしょうか。キリスト者イエス・キリストを証しし、平和を求め、一人ひとりの人権を大切にする「世界市民」だということを肝に銘じておきたいと思います。
  • 8日(木)は何時ものように辺野古新基地建設反対の国会前座り込みに参加しました。この日は二重に下着を着て寒さ対策を万全にしてでかけました。すると電車の中では暖かくて少し汗ばむ感じでした。しかし、南北線の地下鉄国会議事堂前駅を降りて、官邸前の地上に出て歩き出したら、風が冷たく感じましたので、寒さ対策が正解に思えてきました。実際この日は先週の時ほど風は強くありませんでしたが、日陰の参議院議員会館側の道路に座り続けていると、体が段々冷えていくのを感じましたので、時々車道側の太陽の光が当たっている所に立って、体を温めました。この日の参加者は3人でした。辺野古では、「国は、2月6日に新たな護岸を造る工事に着手しました。/辺野古の新基地建設で辺野古南東部の『辺野古崎』と呼ばれる突端部分で2月6日に新たな護岸の造成工事が始まりました。政府関係者が明らかにしたものです。国が着工した新たな護岸の長さは約100メートルとみられています。/海に出て抗議活動をした市民によりますと朝9時ごろ、大型クレーンが石材の投入を始めました。国は1月10日に辺野古崎北側の大浦湾側に広がる軟弱地盤を固めるための工事に着手しています」(琉球朝日放送2月6日)。国は沖縄の方々の思いを踏みにじって、軟弱地盤があり、自然の宝庫と言われる大浦湾の埋立て工事を、沖縄県の同意がないまま初めての代執行によって進めています。この国のやり方に怒りを内に秘めながら、私は国会前のこの座り込みに連なっています。座り込みを終えて、歩いて官邸前に来ましたら、「土砂投入反対」の横断幕を畳んでいる独りで座り込んでいた方に会いました。この官邸前で座り込んでいる方は沖縄出身の女性の方です。ここ数回はお一人ですが、以前は数名の方で座り込んでいました。