なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

日米軍事融合

いくつもの仕事を抱えてその一つ一つを丁寧にこなしていくのは、相当しんどいことでもあるが、今のところ何とか務めを果たすことができているのも、私を生かしてくださる方から、まだ仕事をしなさいと言われているからかも知れない。そのしんどい時期が過ぎて、やっと一息つくことができるようになった。またブログを書くことにする。

妻が「今こそ沖縄の基地強化をとめよう! 11・28集会」(主催:沖縄・一坪反戦地主会、関東ブロック)に参加して、集会で配られた沖縄の新聞記事のコピーをもらってきた。今朝それを読んだ。記事の表題だけを羅列してみる。「3訓練施設順次新設」(キャンプ・ハンセン、都市型移設で“玉突き”、日本側費用負担、過密化に拍車)、「陸自沖縄市に射撃場」(嘉手納弾薬庫旧東恩納、県内初ライフル用、年内着工の見込み)、「ハンセン共同使用容認」(金武・宜野座・恩納、3首長が姿勢転換、政府、再編交付金対象に)、「宮古島に電波測定施設」(防衛庁、中国軍の情報収集、09年度運用へ)、「陸自一混、09年度旅団化」(防衛省概算要求、空自那覇F15配備)、「自衛隊使用望ましい」(下地島空港、久間防衛相、地元合意前提、「屋良確認書」〔軍事使用が認められていない〕破棄も)、「久間氏『やはりいい所』」(下地島空港自衛隊使用重ねて要望)、「日米軍事融合の舞台に」、「再編交付金対象に指定」(陸自共同使用容認の北部3町村、官報で公示)。

着々と沖縄の基地強化と日米軍事融合が進められていることが分かる。神奈川でも座間や横須賀に同じ動きがある。

去る25日の日曜日にある集会で講師が、マックスウエーバーの『職業としての政治』における国家の定義を紹介してくれた。それは、「国家とは、ある一定の領域の内部で~この『領域』という点が特徴なのだが~正当な物理的暴力行使の独占を(実効的に)要求する人間共同体である」というくだりである。愛国の思想はこの暴力装置としての国家をオブラートに包んでいるのかもしれない。

反戦平和の思いと行動によって国家や民族の枠を越えて人と人とが繋がっていったら、何れ国家や民族の壁が崩れる時がくるのではないだろうか。着々と米軍再編、日米軍事同盟へと政府が動いているこの時に、軍備では平和はこないことを思い、そのような夢にかけて、日常に立っていきたいたと思う。