2017年7月28日(日誌)
昨年2月に沖縄で「沖縄から米軍基地撤去を求め、教団「合同のとらえなおし」をすすめる連絡会」
の全国集会があり、そこで平良修さんから以下のような問いかけがありました。
《辺野古に来られるに際してのお願い。辺野古が燃えているということは明らかな事実で、他県か
らも多くの人が集まっている。時間を割いて、少なからぬ費用をかけて、ごぼう抜きにあって怪我する
危険な場所に来る。これは大きな力でとてもありがたい。嬉しいと思いつつ、辺野古は単なる一箇所に
すぎない。辺野古だけで問題は片付かない。何かと言えば、日米安保条約という軍事条約が底辺に流れ
ている。・・・辺野古の状況を起こさない為に手を打つために、日米安保条約を破棄すると言う運動を
起こして欲しい。それがある限り、沖縄の辺野古は消えない。一つの噴火口に集まったって駄目で、根
を断たないといけない。これこそが大きな助けになる》
それ以後私自身の中に、ヤマトの人間としてこの問いかけにどう応えられるか、という宿題が与えれ
ました。神奈川教区の基地・自衛隊問題小委員会の委員として、市民運動や組合が参加している基地撤
去をめざす県央共闘会議に出席していて、日米地位協定抜本改定の運動がある事を知って、今日の集会
(米イージス艦衝突抗議! 黒岩知事は主権を行使できる独自案を! 神奈川から日米地位協定抜本改
定のうねりを! ~人権を守り、主権を取り戻す県民集会~)に参加しました。沖縄国際大学・大学院
教授の前泊博盛さんから「沖縄からのメッセージ」として文書が配られ、この集会の呼びかけ人の一人
である元山仁士郎(元SEALDs琉球)がそれを朗読しました。元山さんは、朗読の前に集会出席者が少な
いことを嘆き、この問題に多くの人が関心を持つように頑張りたいと、一言述べて朗読された。前泊さ
んは、<(地位協定)改定を拒む8つの「壁」>として、➀無関心、¬誼痢↓L亀の蓮↓ぬ鞠塾蓮
テ餡鬚機↓θ詭主義、米国依存、他国と結んだ日本の新位協定と挙げています。私は番目の壁
の存在を、自分の無知を恥じますが、はじめて知りました。前泊さんの説明では〈「自衛隊派兵」の時
代を迎え、日本はクェート、イラク、ジプチなどと地位協定を締結している。ジプチとの地位協定では、
公務中、公務外問わず自衛隊員の第一次裁判権は日本が確保している。米国との逆バージョン。とても
「米国に不平等だ。改定してくれ」と言おうものなら、他国から逆に改定要求を突き付けられかねない。
国民の知らないところで、日本政府も不平等条約を結ばせる横暴な国になているのである」とあります。
私はびっくりしました。日本の国が憲法9条に基づいて、公正と正義と平和を率先して創り出す国にな
るようにしていきたいと願います。