なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

私の牧師就任式を終えて

             昨日は私の牧師就任式が船越教会で行なわれました。
 
・ この就任式は教団・教区に承認されたものではありません。私は教団にあっては教師免職という立場にありますので、教団の公式の立場からすれば、免職になった教師の牧師就任式はあり得ないからです。けれども、私は教団の戒規免職処分を認めていません。私は今でも日本基督教団の正教師だと思っています。船越教会も私を主任担任教師として迎えてくれています。ですから、通常教団の教会・伝道所が牧師を招聘した場合、教区の承認教団の同意を受けて牧師就任式を教区議長か教区議長から委託を受けた人が司式をして行います。今回船越教会の場合、教区の承認も教団の同意もとっていません。そもそも私の船越教会招聘申請を教区に出しましたが、返戻されてきました。教区としても免職牧師の承認申請を通すことはできないということなのでしょう。それならばそれで、牧師の招聘は各個教会の主体性によって行われていますので、私を牧師として招聘した船越教会が船越教会の責任で独自に牧師就任式を行なうことにしました。
       次に問題になったのは、案内をどうするかということでした。私は、船越教会は神奈川教区に所属していますので、神奈川教区の諸教会・伝道所のすべてと私の個人的関係者に限ることにしました。神奈川教区には107の教会・伝道所があります。私の関係者は前任地の紅葉坂教会の方々約20名と神奈川教区の二つの委員会である寿地区活動委員会とオリエンテーション委員会の信徒委員他約10名の、計140通弱案内を出しました。神奈川教区に所属しています紅葉坂教会以外は、私がかつて牧会した教会にも、神奈川教区以外の繋がりのかる方々にも、二人の神学校の同級生と3人の方以外は、一切案内は出しませんでした。個人的な関係者で欠席の返事をいただいたのは数名からで、ほとんどの方々が出席の返事をくれました。しかし、神奈川教区の中には、私の牧師就任式の案内を諸教会・伝道所に出したことを咎める意見もあります。教区三役にある方が個人の立場で出席する予定だったところ、教区の役職にある人が私の就任式へ出席することは、私の就任式を強行に反対する人たちからの批判が大きいので、その方は茶話会から出てくれました。
       昨日の就任式には、牧師の出席者は17名で、その内の一人が司式を依頼しましたK牧師です。私を入れて船越教会関係者15名に幼い子ども2人を入れて59名の船越教会以外の方々が就任式に出席してくれました。中には仕事を兼ねてわざわざ大阪から来てくれた方もありました。この方には案内は出しませんでしたが、このブログで私の就任式を知ったようです。また、全く予期していませんでしたが、兵庫の方から花束が贈られてきたり、大阪の方から祝電をいただきました。ありがたいことです。
       さて私は、本年3月に紅葉坂教会を辞して、4月から船越教会の牧師として働いていますが、今回の就任式を終えて、これで自分の中では一つの区切りをつけた思いでいます。これらは、免職問題で本訴を考えていますので、それに集中的に取り組むことと、船越教会の働きに専心したいと思っています。この二つが自分にとっての今後の大切な課題です。その合間に温泉と囲碁を楽しんでいこうと思っています。
       これからもどうぞよろしくお願い致します。