なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(52)

          船越通信癸毅押  。横娃隠嫁4月8日          

・4月1日の日曜日は礼拝後お茶を飲み懇談の時を持ち散会しました。その後イースターの準備をされる方、また、神奈川教区の社会委員会及び災害救援委員会の印刷物を船越教会で印刷し、神奈川教区の諸教会・伝道所に発送作業をする人が残りました。「東日本大震災被災者支援ボランティア報告書」と「リフレッシュ!かながわ~小さなお子さまと保護者のために~」という〈横浜、神奈川での保養プログラム〉のボランティア協力と献金のお願いです。「リフレッシュ!かながわ」は、東京電力福島第一原発事故放射能による健康被害の不安の中にある、県外への移住や避難の困難な福島の子どもたちとその保護者の方々を、この連休に3泊4日という短期間ではありますが、放射能の少ない神奈川の横浜に来ていただいて、日ごろのストレスから解放されて保養し、体力回復に繋げてもらおうというプログラムです。この実行委員会の担当者Oさんは、神奈川教区とは別に既に一度この種のプログラムを実行しています。このプロジェクトのために費用が約100万円必要です。教区の災害対策委員会としてはその大半を日本基督教団救援対策本部に申請して出してもらう予定ですが、このプロジェクトを今後も継続して行うことも考えて、神奈川教区の諸教会・伝道所及び個人からの献金を募ることにしました。船越教会としても協力していきたいと思います。

・4月3日の火曜日には、午後6時から神奈川教区の常置委員会があり、私は常置委員会には寿地区活動委員会委員長とオリエンテーション委員会委員長として要請陪席者ですので、毎回出席しています。3日もその予定でいましたが、その日の朝9時ごろに教区から連絡が入り、低気圧の前線による嵐のために常置委員会を延期するということでした。そうなると、天気予報では20メートルを越える風が吹くと言いますし、既に前線通過の地域では被害が出ているということでしたので、船越教会が心配になりました。4月1日の日曜日に船越教会を出る時は、天気予報も注意せず、雨戸を閉めていなかったからです。5日の木曜日は、その日の夜の集まりのために印刷しなければならないことがあって、早めに(正午ごろ)船越教会に来て、建物の確認をしましたが、どこも嵐の被害に遭っていませんでしたので、安心しました。

・4月5日の夜には紅葉坂教会で私の裁判支援会の事務局会がありました。4月26日の第1回口頭弁論の傍聴をお願いするハガキを東京近辺で支援会に入ってくださっている方300名強の方々に出す作業を中心に、口頭弁論後の報告集会のプログラム、役割等の打ち合わせをしました。支援会の方には、現在正会員・賛助会員・献金カンパを合わせて約750名の方々からの支援が寄せられています。ありがたいことです。この私の裁判に対する教団側の動きは全く分かりません。教団新報には一切私の提訴に関する記事は出て来ません。昨年の2月に仮処分申請を私の方で取り下げたことで、教団側は、今でも私の戒規免職処分は終わったという認識にあるのかも知れません。4月26日の第1回口頭弁論には、九州、兵庫、大阪、静岡、北海道の方からも傍聴に行きますという連絡が入っています。この私の裁判を通して、教団の中に現教団執行部のような対話拒否、違う立場の排除という強権的な体質が糾されて、多様性の中の一致をめざす合同教会本来の在り方が教団の中に浸透していくことを願いたいと思います。そのためにも、裁判の傍聴者が法廷に入り切れないほ
ど集まり、日本基督教団における私の戒規免職処分の撤回を勝ち取っていきたいと思います。お時間の都合がつく方は、4月26日の第1回口頭弁論の傍聴をよろしくお願い致します。

・4月8日には役員会で船越教会の総会準備をします。その時「2012年度基本方針ならびに事業計画」をまとめます。すでに船越教会のメーリングリストに入っている方には私の案をお送りしていますが、パソコンを使わない方もいらっしゃいますので、その基本的部分だけここに掲載しておきます。

・ 「2012年度基本方針ならびに事業計画(案)」
  
  聖句:「正義と信仰と愛と平和を追い求めなさい。」(テモテへの手紙二、2章22節)
 
 2012年度は北村牧師を迎え2年目になります。昨年1年間で転入会者6名が与えられ、礼拝出席も平均10名前後になり、少しずつではありますが、船越教会が活性化しつつあることは感謝です。今年度も何より大切にしたいことは、聖書と私たちの日常生活との狭間で、私たちが信仰による自立を与えられ、同時にこの社会の中で平和と人権の確立を通して「最も小さくされている人々」との共生をめざすことにあります。そのために2012年度も、主日礼拝を中心にした礼拝共同体としての船越教会は、この地域と一人一人に仕える教会としてイエスの福音宣教に励んでいきます。主な課題と事業計画は昨年度を継承し、現在「テーマ話し合い」等を通して船越教会の将来像を模索していますので、その積み重ねの中で、今後より具体的な船越教会の方向性を出していきます。

 主な課題:
 1、それぞれが主体的な信仰に立ち、積極的に主日礼拝に参与する。日常生活での課題を担いつ   つ、教会に参与できる教会形成に励む。
 2、遠方の教会員、新来会者への対応等各自が積極的に行い、個人情報に留意しつつ情報を共有   する。
 3、聖書研究会への参加等、共にある信仰の学びを大切にする。
 4、船越教会という具体的な文脈の中で、戦争責任告白、聖餐、北村牧師「免職処分」を念頭に   置き、船越教会平和センター宣言を踏まえて、今日の状況の中で教会のあり方、具体的な活   動を模索する。
 5、北村牧師の免職無効裁判を積極的に支援する。
 6、「シャワーの会」の活動において 他団体との連携を具体化し、さらには近隣に開かれた教   会のあり方を模索する。
 7、将来に向け、教会の体制、あり方を議論し、船越教会の礼拝共同体としての実現可能な教会   の姿を具体化する。(事業計画は省略)。

・4月1日の礼拝説教は、私のブログ(4月7日)をご覧ください。