なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(99)

            船越通信癸坑后 。横娃隠廓3月10日        

・3日の日曜日は礼拝後昼食会があり、その後役員会を行いました。役員会では主に2013年度の教会総会の準備について話し合いました。総会は4月21日(日)に決め、それまでに2012年度の諸報告、2013年度の計画と予算、役員選挙のことなど、それぞれ担当を決めて4月の7日の役員会までに準備することにしました。私はその後牧師館の後片付けをして、鶴巻に移動しました。

・1日の金曜日に、キリスト新聞の記事に2月25日の私の裁判東京地裁の判決とその後の支援会報告集会の様子が掲載され、その中に教団議長の石橋さんのコメントがあるということがわかり、キリスト新聞の編集者に私の所感も掲載してもらえないかお願いしました。キリスト新聞の編集者から了解を得て、3月16日発行のキリスト新聞に私の所感を掲載してもらえることになりました。すでに3月9日発行のキリスト新聞の記事には、石橋議長の以下のようなコメントが載っています。

・「戒規、免職はすべて教会法(教憲・教規)に基づいてなされたものであり、裁判所の判断を求めるものではない。宗教団体で紛争が生じた場合、自律権が尊重されてきた。本来教団内で解決していくべき問題を世俗法に訴えたことは、『信教の自由と自律』を脅かす暴挙であり、教団のみならず日本の宗教団体をも冒涜する行為と言わざるを得ない」

・教団内部で規則を恣意的に解釈して私を免職処分にした現教団執行部の行為こそ暴挙であると、私は思っています。信教の自由とか宗教教団の自律権ということを盾にして、教団内部の不当な行為が是認されるとすれば、そのような宗教教団はカルト教団以外の何物でもありません。3月16日のキリスト新聞の投稿欄に書かせていただいた私の所感では、そのことを書きました。4日に私の原稿をキリスト新聞に送りました。

・5日(火)の早朝5時半頃、Aさんから電話があり、お連れ合いが召されたという連絡を受けました。船越教会で葬儀をして欲しいということを受けて、紅葉坂教会時代にお願いしていた葬儀社に私の方から連絡して、9時にAさんのお宅で打ち合わせすることにしました。その旨Aさんに伝え、私は準備をして、7時に鶴巻を出ました。ちょうど9時にAさんのお宅に到着し、まだ葬儀社の方が来ていませんでしたの、Aさんとご子息のお二人と共に、お連れ合いの枕辺でヨハネ福音書14章1節以下を朗読し、お祈りをしました。しばらくして、お連れ合いの妹さんがいらっしゃり、それから葬儀社の方が到着しました。葬儀の打ち合わせを済ませ、葬儀社の方にはじめての船越教会を見てもらうために、一緒に船越教会に向かいました。教会で葬儀社の方と打ち合わせが終わって、葬儀社の方が帰ったのが、ちょうどお昼ごろでした。この日は午後6時から常置委員会がありましたので、私は昼食を外食ですませて、夕方まで船越教会にいて葬儀の準備をしました。この日は常置委員会の前にセクシャル・ハラスメント学習会があり、「DV(ドメスティック・バイオレンス)とセクシュアル・ハラスメント」という、かながわ女のスペースみずら理事のAさんの講演がありました。その後常置委員会があり、9時過ぎに終わってから、いつものように何人かと食事をして、鶴巻に帰ったのは0時近くになってしまいました。それから葬儀社に京急追浜と京急田浦から船越教会までの地図をファックスしてから休みました。

・6日(水)は午後7時から紅葉坂教会で私の裁判の訴訟対策委員会ありました。そこで控訴の書類を整え、また、一審判決について意見交換を行い、控訴審に向けての準備をしました。8日(金)弁護士を通して控訴状を提出しました。

・7日(木)は午後2時に相模鉄道三ッ境駅前でM牧師と待ち合わせをしていました。M牧師が教会を辞めて、4月から西中国の方に行かれるので、M牧師があずかっていた神奈川教区オリエンテーションオリエンテーション・ガイドブック「教団問題とは何か・合本」を私があずかるためです。M牧師の自動車で船越教会まで行っていただきました。三ッ境から横浜横須賀道路で逗子出口から船越まで約30分で着きました。道路が混んでいないと、自動車での移動は速いものですね。以前やはり朝農村伝道神学校まで三ッ境からM牧師の自動車で一緒に行きましたが、渋滞に巻き込まれて大変な思いをしたのを思い出しました。

・8日(金)はお昼ごろ葬儀社が葬儀の準備に見え、会堂の講壇に棺を置く場所と祭壇を整え、前夜式が出来るようにしてくださいました。午後2時に葬儀社の方とAさん宅に伺い、自宅出棺の祈りをささげ、遺体を船越教会に搬送し、教会で納棺式をして遺体を棺に納めました。そして6時からの前夜式に臨みました。船越教会は約20段ある外階段があります。葬儀の後、棺を降ろすのは大丈夫だろうかと内心私は心配していましたが、案外順調に行われて安心しました。前夜式も9日正午から行われた葬儀式も約50名の参列者があり、船越教会の小さな会堂がほぼ一杯になりました。葬儀式後、金沢区朝比奈にある横浜市の南部斎場に行き、火葬後収骨して斎場前で散会し、葬儀社の車で船越教会まで送っていただきました。

・私は、前夜式では召された方について私が感じている人となりをお話しの中に入れながら、棺前祈祷会としての前夜式のお話しをするようにしています。前夜式の聖書個所は、故人が良く読んでいた所があれば、遺族の方にお聞きして、その個所を選びます。特になければ、私が故人のことを思い起こしてここがふさわしいのではという個所を選びます。今回もAさんからお聞きしたマタイによる福音書7章17節から21節を前夜式の聖書個所にしました。葬儀式の聖書個所は、死や永世に関する聖書個所を私が選びます。今回はローマの信徒への手紙8章31節から39節を選びました。「わたしは確信しています。死も、命も・・・・他のどんな被造物も、わたしたちの主キリスト・イエスによって示された神の愛から、わたしたちを引き離すことはできないのです」(ロマ8:38,39)。ご遺族の上に主の慰めと平安をお祈りします。