なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(108)

           船越通信癸隠娃検 。横娃隠廓5月12日       

・5月5日(日)は礼拝後しばらく礼拝出席者でお茶とお菓子をいただきながら懇談し、散会しました。この日は午後紅葉坂教会で、3日から6日まで行なわれていました福島の家族のための保養プログラム「リフレッシュ@かながわ」の交流会がありました。連れ合いはその実行委員会の委員として、この日は紅葉坂教会の礼拝に出て、礼拝後すぐに紅葉坂教会のボランティアの協力を得て夕食の準備をすることになっていました。その後各教会からのボランティアも加わって、準備が進められました。私は後片付担当のボランティアということでしたが、午後2時半過ぎに紅葉坂教会に着きました。京急田浦駅からH/Sさんと一緒でした。紅葉坂教会に着いた時に、礼拝後から準備していた紅葉坂教会のボランティアの人が数名、自分たちの仕事は終わったので私の連れ合いから帰っていいと言われて、今帰るところですと言って、挨拶して別れました。船越教会からはその外に実行委員のTさん、ボランティアとしてH/Tさん、Iさんが参加しました。ボランティアの役割は夕食作りと大人の交流会への参加に、福島の家族をホテルと紅葉坂教会の往復を自動車で案内する仕事、大人の交流会の間子どもたちを遊ばせているプログラムへの参加などです。いろいろなボランティアの方々が多く集まって下さり、この保養プログラムへの関心の高さが伺えました。

・午後6時が近づき、みなと未来のホテルから福島の家族の方々が徐々に紅葉坂教会に到着してきました。中にはホテルから教会まで歩いて来られた家族もあったようです。確か15家族60数名の方々が全部到着するのを待って、すぐに夕食になりました。ホールでは80数名しか座れませんので、福島の家族の他には実行委員、ボランティアで20数名が一緒に食べていただいて、後のボランティアは、教会の台所の隣の小さな部屋で代わる代わるいただきました。夕食はトマト、チキンのカレーに、ポテトサラダです。

・夕食後は食事をしたホールでは、机を並べ変えて、四つのグループによる大人の交流会がありました。それぞれのグループにはこちらの実行委員とボランティアも加わって話し合いが行なわれました。私は途中から一つのグループに入って、その話し合いに加わりました。私のグループには福島の3人のお父さんと3人のお母さんがいました。それぞれの方の発言の中で私が印象深く聞いたのは、「地震と福島東電第一原発の事故が起きたこと事実であるが、今私たちが望んでいることはこれからどうするかということです。しかし、そのことがなかなか見えません」、「子どもの食材、お米や野菜や魚について、舅や姑や叔父から食べなともらう物の中には高い線量のものもあり、むげに断れないのでストレスになっている」、「保養プログラムは子どもが自由に遊べて免疫を高めることにあるが、夫の両親との同居生活をしているので、ストレスから解放されるので私自身にとっても嬉しい」、「線量の事を考えて食材を購入すると、費用がかさみ経済的には生活が圧迫される」などです。

・子どもたちは、紅葉坂教会の礼拝堂とお隣の小集会室で、ゲームをしたり、お絵書きのようなことをしたり、またプロジェクトで絵本を写し、絵本の読み聞かせもあったりして、階下ホールでの大人の交流会の間、こちらも多くのボランティアと共に楽しいひと時を過ごしました。午後8時半に全ての交流会が終り、福島の家族の方々は何台かの自動車のピストン輸送でホテルに引き揚げて行かれました。翌日6日の午前10時がホテルのチェックアウトですので、そこで実行委員の方が見送り、今年2回目のリフレッシュ@かながわが無事に終わりました。

・私は日曜日の頃から喉の痛みを少し感じるようになっていましたが、7日(火)の午後6時から蒔田教会教育館で行なわれた常置委員会に出席したころには咳がひどくなっており、常置委員会を途中で失礼させてもらいました。8日(水)の午前中に医者に行き薬をもらいました。8日は午後6時に寿地区センターで打ち合わせがありましたので、それに出席し鶴巻に帰り、船越への移動は10日(金)の早朝にさせてもらい、9日はゆっくりと休みました。

・10日(金)には、2012年度の報告書を教区事務所に届け、教区事務所に戻ってきている2名分の教区の2013年度第一回オリエンテーション(5月26日予定)の案内の封書をもらい、船越に帰ってから新たに4名分の封書と共に再発送しました。第一回オリエンテーションは、毎年神奈川教区形成基本方針と教区の組織について議長から発題してもらい、参加者で話し合っています。

・さてこの時期各地の教区総会が行なわれています。既に終わっている所もあります。大阪教区総会は5月2日~3日に開催され、すでに終わっていますが、その総会で以下のような議員提案議案が183名中113名の賛成で可決しております。その議案は「北村慈郎教師の『免職』の撤回を求め、教団内部での対話の回復を求める件」です。議案の内容は、大阪教区総会の名で「北村慈郎元紅葉坂教会牧師の免職処分を撤回し、その上で、教団内部で聖餐に関する議論を再開することを求めて、以下の声明を行う」というものです。現在の教団執行部は、洗礼と聖餐の一体化を確認する声明を7月の常議員会でまとめて、聖餐についての議論どころか、洗礼を受けていない人にも開かれた聖餐を執行する教会や教師への圧力を強めていくと思われます。そういう時に各教区が主体的に大阪教区のような方向性を主張していくことは大事なことではないかと思います。神奈川教区はかつて2度教区総会決議議案として教団総会に「教団が聖餐の論議の場を設定する」という議案を出していますので、6月教区総会にも何らかの議案を出したいと思っております。直接私が提案者になる議案は、免職中ということでそれだけで反対する人が多いと思いますので、どなたかに提案者になってもらい、大阪教区の議案と同趣旨のものをと考えております。19日(日)に第56回かながわ明日の教団を考える会がありますので、その時に皆さんと検討出来ればと思っております。10日には第56回かながわ明日の教団を考える会の案内も80数名の方にハガキで出しました。