なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(115)

          船越通信癸隠隠機 。横娃隠廓6月30日        

・6月23日(日)は礼拝後いつものようにお茶の会を持ちました。その後毎月原則的に第一土曜日午後に開催しています寿地区センターのバザーで、夏物が不足しているので緊急に品物を寿地区センターに送って欲しいという依頼を受けて、船越教会のバザーの残り物の中から男物の夏物衣類を選んで、Tさんがお連れ合いに自動車を出してもらい届けてくださることになりました。既に品物は寿地区センターに届いたものと思われます。6月29日(土)清水が丘教会で開かれた教区総会を終えて、船越教会のポストを見ましたら、寿地区センターから献品のお礼のハガキがきていました。皆様にもご報告しておきます。

・6月23日の日曜日には、午後3時からなか伝道所でI牧師の就任式がありました。なか伝道所の創立から長年なか伝の牧師として働いて来られましたW牧師は主任から担任になり、なか伝では、本年4月からI牧師が主任担任牧師になりました。なか伝道所が最初に開始した中村橋から寿に移転してきてからは、手狭だった寿地区センターはいろいろとなか伝の集会室を借用させていただいたりして、お世話になってきました。また、数年前には、なか伝も寿地区センターも同じビルの部屋を二部屋ずつ借りるようになって、以前とは大分違ってきていますが、それでも寿青年ゼミなどでは今でもなか伝道所の集会室を寿地区センターで借りています。そういう風になか伝道所と寿地区センターは密接な関係にありますので、寿地区センターを支えている神奈川教区の寿地区活動委員会の責任を持っています私としても、なか伝の牧師就任式に是非出席しなければと思って出席しました。連れ合いも以前教区の性差別委員会でI牧師といっしょでしたので、彼女も出席するというので、二人でI牧師の就任式に出席しました。私たちが船越教会からなか伝道所に着いたのは、午後3時数分前でした。司式者は戸塚教会牧師で教区の常置委員でもあるO牧師でした。I牧師の希望で教団の式文をお二人で話し合って変えた式文によって、私たちが到着するとすぐに、O牧師の司式による牧師就任式が行われました。就任式後にI牧師とW牧師からご挨拶があり、その後お茶を頂きながら、祝辞と来会者の自己紹介があり、なごやかな雰囲気の中石倉夕子牧師の就任式とお祝いの会が終了しました。祝辞ではご指名を受け私もひとことのべさせてもらいました。

・27日の木曜日には何時もより早めに鶴巻から船越に移動しました。午後2時には船越教会に着きました。翌日の28日金曜日に私の裁判支援会通信第7号の発送作業を藤沢で行なうことになっていましたので、その準備をしなければならなかったからです。A4の通信を折りたたまないでそのまま入る封筒約1000枚の表下に支援会の連絡先を印刷しました。28日(金)には、その1000枚の封筒などを発送場所の藤沢まで、教会からバスでJR田浦駅に出て、横須賀線で大船まで行き、大船から東海道線で藤沢へとガラガラで持って行きました。この日の発送作業には10名の方が来て下さいました。16頁の通信7号1000部を印刷し、封筒も約1000に送り先のラベルを貼り、その封筒に折りたたんだ通信を一部ずつ入れ、封をして完成です。午後1時30分にはその作業を終えました。各自手持ちのものは手分けして持ち、約850通強を、私と連れ合いと事務局長の久保さんとで、久保さんが運転する車で、ヤマト運送の事業所へ行ってメール便としてお願いしました。この日私は鶴巻に帰りました。

・29日の土曜日は午前10時から清水が丘教会で第130回の教区総会がありました。この日私は鶴巻を午前8時過ぎに出て、9時半過ぎに清水が丘教会に着きました。10時に逝去教師を憶えて開会礼拝がありました。今回の説教者は川崎戸手教会のS牧師でした。S牧師は、人間にとって忘れられることほどおそろしいことはないが、死はその究極であること。だから人は死者を追悼して忘れないでいようとする。けれども、我々の中で自分の先祖の四代前、五代前の人で覚えられている人は殆どいない。その人の存在が忘れ去られても、信仰者としての証しは代々受け継がれていく。ヨハネ福音書は言葉を大切にするが、言葉の受肉を語っており、それはイエスの生き様に倣って、互いに愛し合うこと、足を洗い合うことである。その信仰の証しを我々も継承していきたい。という趣旨の説教をされました。

・その後議事に入りました。神奈川教区は、教区総会の議事が始まる前に必ず、「違いを認めて他を切り捨てないで、対話による一致を求めて行く」という教区形成基本方針を朗読しています。しかし、今回の総会ではフロアーから、教区としての土俵は教区形成基本方針よりも教団の信仰告白と教憲教規による一致であるという意見が出て、教区形成基本方針の朗読をしないという動議が出ました。この動議は否決されて、何時ものように教区形成基本方針の朗読があって議事に入りました。

・第一号議案は2名の補教師の准允執行に関する件でしたが、この時もフロアーから意見が出ました。補教師の准允や正教師の按手礼執行の前に、神奈川教区では准允や按手を受領する教師が受験して合格した教団の教師検定試験が、「神奈川教区から見て不当であるとは言えない」ことを、議長が議員に挙手を求め挙手多数であることを確認してから准允式、按手礼式を行っています。これは70年来の教団における教師検定問題を踏まえて、受験拒否者の存在を忘れないために毎回確認していることです。そのことを知ってか知らないでか、今回その必要がないとの動議が出て、これもこの動議を否決して何時ものように上記の確認をしてから准允式を執行しました。 

・2013年度の各種委員の選任に関する件では、免職を受けた教師は教団教区の働きには携わることが出来ないという教規を引き合いに出して、私が入っているオリエンテーション委員会と寿地区活動委員会は別途承認をという意見がフロアーから出ましたが、議場はこれも否決して一括承認しました。 ・今回の教区総会では、東神大出の若手の教職から上記のような発言・動議が繰り返し出ました。また、大阪市長橋下徹従軍慰安婦等の発言への抗議声明議案や、4.28「主権回復の日」記念式典に対する抗議声明議案は賛成多数で可決されましたが、その審議の中で、抗議ではなく祈ることが教会の務めではないかというような発言があり、ちょっとびっくりしました。反対のための反対しかできない者の発言には説得力はありません。