なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(157)

            船越通信癸隠毅掘 。横娃隠看4月27日               

・今週はゴールデン・ウイークに入ります。新緑の美しい季節です。鶴巻温泉の駅からも吾妻山や弘法山

という山並みが手前に、その奥に丹沢の連山、大山が見えますが、最初手前の山並みが冬の一色から多彩

な緑に変わりました。しばらくは、まだ奥の方の山並みは黒緑一色でしたが、最近は奥の山並みも部分的

に多彩な緑に変わってきています。正に生命の横溢を思わせる、新しい生まれ変わりに出会っているかの

ようです。船越教会の裏の崖も草木が芽吹き、緑が厚くなってきました。所々に黄色、ピンク、白の花も

咲いています。神奈川教区主催、福島の家族保養プログラム、リフレッシュ@かながわも今週開催されま

す。5月4日(日)紅葉坂教会で行われる交流会には、船越教会のメンバーもボランティアで参加するこ

とになっています。

・4月20日(日)はイースターの礼拝でした。二人の小学生が出席しましたので、礼拝の中で幼児祝福

をいたしました。説教の前に544番の讃美歌を歌って、二人の子供を覚えて祝福のお祈りをいたしまし

た。船越教会の普段の礼拝式の中には、説教の前に「幼児祝福 讃美歌544」が括弧つきで入っていま

す。これは、3年前まで私が牧師をしていた紅葉坂教会の礼拝式に倣ったものです。船越教会では、礼拝

に子供が参加するというのはまれですので、そのようにしています。そして子供が参加したときに、急遽

その礼拝で幼児祝福をすることにしています。ですから、幼児祝福を行ったのは、一年ぶりかもしれませ

ん。この日のイースターの礼拝には、二人の子供たちを入れて25名の出席者がありました。その中には、

一年間病気治療で休職中だった方もいて、その方と礼拝前に玄関で出会ったときに、この4月から職場に

復帰できたと、元気な声で報告を受け、うれしく思いました。また、最近横浜市磯子区から東京の大崎に

引っ越したMさんも出席されました。このイースター礼拝には、一人の新来者の方が出席しました。その

方は、お聞きすると、私のブログを読んでいて、一度礼拝に行ってみたいと思い来られたというのです。

船越教会は、70年代から聖餐式は未受洗者も陪餐に招かれる開かれた聖餐式を行っていますので、この日

も礼拝出席者すべてと共にパンとブドウ酒(ブドウ汁)を分かち合いました。

・礼拝後昼食会を持ち、Hさんが用意してくれた炊き込みご飯と汁に、差し入れのかまぼこなどもあり、

豊かな食卓を皆で囲みました。その後2014年度の定期教会総会を開催しました。2013年度諸報告、20

13年度会計報告及び2014年度予算、役員選挙など、会計報告、予算に一部修正案が出て、修正案が可決さ

れましたが、順調に議事が進み、午後3時前には総会を終了することができました。2014年度の新役

員には、Aさん、Iさん、Tさん、Mさんの4人が選任されました。総会後互選で会計はTさんにお願いするこ

とになりました。

・総会で可決承認された「2014年度の基本方針と事業計画」を下記に掲載しておきます。

< 聖句 「悪から遠ざかり、善を行い、平和を願って、これを追い求めよ。」
 
                   (ペテロの手紙一 3章11節)

 私たちの教会は、昨年10月末に一泊二日の教会修養会を開催し、念願の平和センター宣言の見直しを

し、2013年のクリスマスには改訂平和センター宣言を新たに会堂外壁に掲げることができました。ちょう

どその時期に、安倍政権は特定秘密保護法案を国会に提出し、強行採決によって可決させました。現在は

集団自衛権を、更にその後には憲法改定をもくろみ、原発再稼働と共に戦争のできる強い国をめざして邁

進しています。そのような時だからこそ、私たちは、自然と人間の命の破壊に繋がる原発や戦争という

「悪から遠ざかり、善を行い、平和を願って、これを追い求め」ていきたいと思います。そのような教会

として、2014年度も、主日礼拝を中心にした礼拝共同体としての船越教会は、この地域と一人一人に仕え

る教会としてイエスの福音宣教に励んでいきます。

 以下、主な課題をあげておきます。

主な課題

1、それぞれが主体的な信仰に立ち、積極的に主日礼拝に参与する。日常生活での課題を担いつつ、教会

に参与できる教会形成に励む。

2、遠方の教会員、新来会者への対応等各自が積極的に行い、個人情報に留意しつつ情報を共有する。

3、聖書研究会への参加等、共にある信仰の学びを大切にする。

4、船越教会という具体的な文脈の中で、戦争責任告白、聖餐、北村牧師「免職処分」を念頭に置き、船

越教会改訂平和センター宣言を踏まえて、今日の状況の中で教会のあり方、具体的な活動を模索する。

5、北村牧師の免職無効裁判を積極的に支援する。

6、「シャワーの会」の活動において 他団体との連携を具体化し、さらには近隣に開かれた教会のあり

方を模索する。

事業計画

機⇔蘿劼僚室造鮨泙蝓▲ぁ璽好拭次∪士邱瀘彳釗∧刃太仔釗永眠者祈念礼拝、クリスマスをそれぞれに

ふさわしい準備をもって迎える。

2、毎月第一主日の「説教についての話し合い」を継続すると共に、昨年行った修養会のような集いを今

年度も行う。

3、シャワーの会の活動内容を教会として支える。

4、平和の問題、特に地域にある米軍基地、自衛隊の問題を多様な角度から深め、地域の課題に取り組

む。平和センターが積極的に活用されるように努力する。

5、東日本大震災被災者支援を継続して取り組む。

6、船越教会からの発信として、昨年度2回発行した教会機関紙を今年度も継続して発行する。

7、船越教会ホームページを立ち上げる。

8、その他                                  >

・ 2014年度も、私たちに与えられた課題を一つ一つ丁寧に、また誠実に負って、私たちが歩むことがで

きますように、主の導きをお祈りいたします。