なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(170)

          船越通信癸隠沓亜 。横娃隠看7月27日
                  

・7月20日(日)の礼拝後、教師委員会での面談がどうだったのか聞かせてほしいという要望があ

り、20日の船越通信に大体のことを書いておきましたので、それに従ってお話ししました。船越教会

は、2011年4月以降私が既に教団から教師免職処分を受けていたにも拘わらず、教団教区は認めていま

せんが、私を船越教会の主任担任教師として招へいしてくれています。戒規は免職の次は除名ですの

で、私が除名になったら、船越教会としても今までの形でいいのかどうか問われますので、教師委員

会の面談の結果を皆さんが気にしているのではないかと思います。

・さて、7月20日の日曜日には、懸案の崖地対策と新しいフェンス設置の工事が完了していて、道路

沿いの崖地には落石防御網が張り巡らされ、その上のブロック塀は取り壊されて、新しく緑色の金網

フェンスが設置されました。今年は2月から3月にかけて教会堂の外装と屋根のペンキ塗り替え工事を

行いました。その工事が終わってからしばらしくし、町内会の役員と思われる二人の方が教会に来て、

教会の崖から落石があったという苦情が寄せられたので、何とかしてもらえないかという要望を受け

ました。その要望を受けて対処し、今回工事を引き受けてくれましたM建設さんを紅葉坂教会の信徒

の方から偶然に紹介して頂き、比較的短い期間で工事完成までたどり着くことができました。費用の

ことも最初はどうなるかと思いましたが、何とか教会の積立金を取り崩して支払うことができました。

私は牧師として来年3月がきますと、満45年働くことになりますが、その間教会の会堂や土地に関す

る課題を抱えたのは、今回がはじめてです。紅葉坂教会では、伝道師の時は新築後に、牧師の時は100

周年の全面改装後に就任していますし、名古屋の御器所教会の場合も新築後に就任しています。不思

議と教会の土地建物についての課題は私を避けてくれていました。中には就任する教会が、その都度

教会建築の時期という牧師もいます。不思議なものです。落石防御網とフェンスの完成により、しば

らくは土地建物のことで頭を悩ませることなく、日常的な宣教の働きに専心することができます。感

謝です。

・20日(日)は午後4時ごろから、ピースサイクルの方々が10数名ほど船越教会に来ました。ピース

サイクルは自転車による平和行進のグループで、一昨年もこの時期に船越教会が宿泊場所になりました。

この日は船越教会で泊まり、明日朝久里浜を経て厚木に向かい、その夜は高座渋谷教会に泊まります。

その後伊豆近辺で一泊し、浜岡原発が最終目標ということです。船越教会に着くや否や、庭にバーベキ

ュウーの準備をし、台所では野菜などの切り込みが行われました。手慣れたものです。私は庭の木のあ

ちらこちらに蚊取り線香に火をつけてつるしました。十数名の方々と飛び入りの熊本の大学の教師と台

湾のやはり大学の教師の比較的若い二人も加わって、私と連れ合いも入り、バーベキューというか、食

べながら、飲みながら、話し合いながら、夕食の時を過ごしました。その後11人の方が泊まるというこ

とで、二階から寝具を運んでもらい、会堂と和室に分かれて準備をしてもらいました。一応落ち着いた

ところで、私たちは2階の牧師館に引き上げました。翌日朝8時頃には出発していったようですが、私の

その前に、午前6時頃船越教会を出て、兵庫の宝塚に向かいました。

・ 21日(月)11:00~15:00まで、T教会で「沖縄から米軍基地を撤去し、教団『合同のとらえ

なおし』をすすめる連絡会」の事務局世話人会があり、私は神奈川の世話人としてこの会に出席しまし

た。会議が終わり、この会の世話人代表のIさんとJR宝塚駅から新大阪に行き、新大阪から新幹線で帰

ることにしていました。新大阪発の新幹線は、Iさんと偶然に車両は違いましたが、一緒でした。新大

阪では少し時間がありましたので、お茶でも飲もうと、新幹線構内に入りましたが、三連休の最後の日

で夏休みということでしょうか、余の人の多さでどこも満員で入れず、新幹線構内から出たところにあ

った喫茶店で休むことにしました。時間が来て、ホームに行きましたら、Iさんのお連れ合いもいらし

て、挨拶をして、それぞれの車両に別れて、私は小田原で降り、小田急で鶴巻に帰ってきました。

・ この週には、私の支援会の意見広告がキリスト新聞とクリスチャン新聞のそれぞれ一面広告と

して掲載されました。ちょうど教会に送られて来た最新の教団新報に「免職処分無効確認等請求事件

(北村裁判)終結する」という記事が3面の下三分の一弱のスペースに掲載されていました。教団幹

事の長崎哲夫さんの「経過説明」は事実の経過の説明でしたが、石橋秀雄議長の「議長談話」は相変

わらず形式主義者のひどい内容です。以下転載しておきます。

・「議長談話」
 
 地裁は「懲戒と戒規」についての違いを理解した上で、北村慈郎氏の訴えを全て却下しました。北村

氏の控訴と上告も、高裁、最高裁において全て棄却、裁判は終結しました。

 このような裁判が行われたことは、真に残念なことでした。教会法(教憲・教規)にもとづいて解決

して行く問題を世俗の法に訴え、その判断を国家権力に委ねたことは、「信教の自由と自律」を脅かす

行為です。

 日本基督教団は真なる一つの教会を目指して合同しました。その中心に信仰告白があります。日本基

督教団信仰告白が準拠する、プロテスタントの最も古いアウグスブルグ信仰告白は、その告白文の中に

「真の教会は…福音が説かれ聖礼典が正しく執行される。教会の一致はこの二つで足りる」とあります。

「聖礼典執行における一致」は日本基督教団が合同教会を形成しているその中心なのです。

 未受洗者への配餐は教団の聖礼典執行の一致を脅かす行為であり、教団信仰告白を規定する教憲第一

条、第二条に違反する行為で、この違反は教規施行細則第4条い婆反Δ筏定されています。北村氏に

は、未受洗者への配餐をただちに取りやめ、悔い改めて、教団教師として立ち返る事を心から祈り願

っています。

                      2014年7月9日 日本基督教団総会議長 石橋秀雄

・キリスト新聞、クリスチャン新聞の意見広告での私の「経過のあらまし」とこの「議長談話」を読み

比べていただければ幸いです。