なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(203)

         船越通信癸横娃魁 。横娃隠鞠3月22日    

・15日の日曜日は礼拝後懇談の時を持ち、久しぶりに見えたIさんのお話を聞くことが出来ました。前

日Hさんがインターネットで配信されている、国会前の金曜日行動の時に行ったIさんのスピーチをメー

ルで送ってくれましたので、私もそのIさんのスピーチを聞いていました。懇談の時、Iさんは反原発

運動を通して沖縄の基地問題にも通底することを実感しているという趣旨のことをおっしゃっていまし

た。懇談後皆さんが帰ってから、横須賀中央に行く機会があり、その後汐入に寄り、もし原子力空母ジョ

ージワシントンが停泊しているなら、軍港めぐりの船に乗ってみようと思いました。軍港めぐりの切符売

り場の人に聞きましたら、停泊しているというので、午後4時出港の軍港めぐりの船に乗りました。船で

説明する案内の人は、さかんに原子力空母が横須賀港に停泊していて、軍港めぐりの船の乗船者が見れる

チャンスが少ないことを強調し、今日のお客さんはラッキーだと言っていました。何がラッキーなのかと

思いながらも、相手は軍港めぐりを観光の一環として商売にしているので、黙って聞いていました。原子

力空母はやはり大きかったです。乗組員が5,000人から6,000人ということは、前に聞いて分かっていまし

たが、案内人がその乗組員の平均年齢は幾つですかと、クイズのように乗船者に質問してきて、誰かが27

歳と言いましたが、案内人は23歳と答えていました。これにはちょっとびっくりしました。平均年齢23歳

の五六千人の乗組員によって原子力空母が動いているというのです。案内人は、これだけの人が生活する

空母の中には一つの町のように何でもあり、銀行のATMから教会まであると言っていました。教会のある

空母ということですが、教会と空母がこういう形で繋がっていて、何の矛盾も覚えないアメリカという

国では、キリスト教は国家の宗教なのでしょう。ジョージワシントンは原子力空母として船には2基の原

子炉があります。東電福島第一原発事故後、日本の原発が全て停止した時も、原子力空母ジョージワシン

トン2基の原子炉は動いているわけです。その危険性は計り知れない程に大きいわけですが、観光業であ

る軍港めぐりの船の案内人は、そのことに全く触れませんでした。むしろ、原子力空母が横須賀港に停泊

することによって、五六千人の乗組員が街に出ることの経済効果を強調していました。この軍港めぐりの

船は結構人気があるようで、この日の午後4時の出港便は休日などの特別便で普段は午後3時で終わるよ

うですが、ほぼ満員でした。

・16日の月曜日は、久里浜の核燃料製造工場GNF-j裏門前の抗議行動に参加するつもりでしたが、この日

も雨気味で、今にも降りそうでしたので、市原さんから雨の時は中止しているとお聞きしましたので、船

越教会から直接鶴巻に帰りました。

・18日(火)は午後6時から蒔田教会教育館で神奈川区の常置委員会があり出席しました。2月末にあ

りました教区総会で新しい三役、常置委員が選ばれましたので、今回は新旧合同の常置委員会でした。私

はこの3月末でオリエンテーション委員会と寿地区活動委員会の委員長を降りますので、4月からは常置

委員会に出席する必要がなくなります。各部各委員会の委員長は常置委員会の要請陪席で、その都度委員

会報告をしなければなりません。教区の規則で委員長は一期2年二期まで、三期の重任はできないと決ま

りましたので、随分長い間常置委員会を陪席してきましたが、その責任からは解かれることになります。

ただ戒規免職処分の問題がありますので、新しい常置委員会が私の立場をどう考えるかは定かではありま

せん。さて新常置委員会は全く初めての人も数名いましたので、議長により議事の一つ一つに対する丁寧

な説明があり、また、話し合いも時間がかかり、各個教会からの規則変更届などのいろいろな申請案件も

多く、思いのほか時間が長引きました。会を終えて、何時ものように数名で会食をして、鶴巻にたどり着

いたのは、0時を過ぎていました。

・19日(木)夜には私の支援会の神奈川世話人会・事務局会があり、4月18日(土)午後1時30分

から紅葉坂教会で開催予定の第3回総会の準備をしました。メインは総会に提起する「北村慈郎牧師の処

分撤回を求め開かれた教団をつくる宣言」(仮称)文の確定にありました。Iさんが原案を作成してくれて、

既に数名の人の修正を経た文案を検討しましたが、この集いでさらに修正が施され、総会に提起する原案

を確定することができました。この宣言は、賛同者を募っていくことによって、現在の非民主的で強権的

教団の在り方を、多様性を認め、対話による一致を求める開かれた教団をつくる運動につなげていくため

のものです。総会で承認されましたら、皆さんにも賛同者に加わっていただきたいと思います。基本的な

方向性は前回の船越通信に紹介しましたキリスト新聞とクリスチャン新聞の意見広告で支援会世話人代表

の関田先生が提起された五項目です。よろしくお願いいたします。

・20日(金)午後6時30分から寿地区活動委員会が寿地区センターであり出席しました。この委員会

で私は委員長としての役割を終えて、来月からは一員として寿地区活動委員会に出席することになります。

この時が、2014年度の最後の委員会であり、寿地区センターの活動はすべて献金、バザー、物品販売

による収入で、教区からの交付金は全く受けていませんので、毎年会計決算がプラスになるかマイナスに

なるかが気になるところです。今年度も幸いにマイナスにはならないようで安心しました。皆さんのご支

援を心から感謝いたします。

・21日(土)は春分の日であり、この日に毎年神奈川教区社会委員会の平和フェスタが行われることに

なっています。今年は第12回になり、川崎教会を会場にして行われました。テーマは「ヘイトスピーチ

に抗して」です。講師はジャーナリストの安田浩一さんでした。インパクトのある講演でした。内容は別

の機会に。平和フェスタは各委員会のブースが出て、今年はちじみ・タイ焼きそば・うどん・五目御飯・

ハヤシライス・杏仁豆腐があり、収益金はそれぞれにカンパに。