なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(312)

     船越通信癸械隠押。横娃隠掲5月7日    北村慈郎

・30日(日)の礼拝後、お茶を飲みながらの懇談会で、今年度の平和センターの活動について話し合い

をしました。懇談の中での話し合いでしたので、集中した話し合いは出来ませんでしたが、週報のお知ら

せ欄に記してありますように、今年度のDVD鑑賞会の日程だけは決めました。今年も原則としては原発

故による福島の被災者支援に関係するものと辺野古や高江の沖縄での新基地建設反対に関係するものを中

心にすることにしました。しかし、横須賀の原子力空母の危険性や久里浜原発の燃料工場(GNF-J=グ

ローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパン)がありますので、横須賀における原発の問題や基地の問

題に取り組んでいる方々の運動についても取り上げていきたいということになりました。また、DVD鑑賞

会のネーミングについても何かよいものがあれば、それに変えていくことにしました。5月28日(日)

の礼拝後の懇談での平和センターの話し合いの時良い案があれば出してください。その時に第一回のDVD

鑑賞会で上映するDVDも決めたいと思います。

・2日(火)は農伝がお休みでしたので、この日は午後4時半ごろ鶴巻を出て、蒔田教会教育会館で開催

される教区の常置員会に出席しました。今年度の常置委員会での私の陪席資格は、戒規免職処分の当事者

というよりは寿地区活動委員会の委員長ということになります。昨年と一昨年は常置委員会のアジェンダ

には私は「陪席2」の欄に名前がありました。今年度からは「陪席1」の中にあります。「陪席1」には

各地区長や各委員会の委員長の名前が書いてあるからです。ところで他教区では各委員会の委員長が常置

委員会に陪席するところは少ないと思います。そういう点では神奈川教区の常置委員会は開かれているの

ではないかと思います。勿論常置委員会に出された議案の採決に加われるのは常置委員のみで、陪席者は

意見を言うことが出来るだけです。常置委員だけでなく、陪席者のいろいろな意見がでるところで、それ

を聞いた常置委員が採決することになるわけです。これは教区運営において大切なことではないかと、私

は思っています。さてこの日の常置委員会では新任教師の面接があり、その中にかつて大船教会の牧師を

していて、この4月から鎌倉恩寵教会の牧師になったWさんがいました。Wさんは大船教会時代にはこの神

奈川教区で、かながわ明日の教団を考える会でも一緒にやっていた仲間です。この3月までの一年間体調

を崩されて、休職していました。常置委員会での面談では、この一年間一人の信徒として礼拝に出席し

て、信徒の立場から教会をみることが出来たその経験を、今後の働きに生かしていきたいとおっしゃって

いました。

・この日の常置委員会では、ある教会から教会規則申請の議案が出ていました。主事からその教会の教会

規則案の主な点の紹介がありました。それによれば、信仰告白に関しては、教団信仰告白と共に旧日基

日本基督教会)の信仰告白や改革派の信仰告白を並べて大切にするということになっているようです。

そのことは連合長老会系の教会であれば、私はさもありなんと思いましたが、その教会規則案によれば、

信徒の戒規に関する項目も入っているということです。その常置委員会でも確認していましたが、教団の

教会規則の準則には、信徒の戒規の項目はないそうです。その時の議論の中で私は、自分が教師として教

団から戒規免職処分を受けていて、支援会に入って来る情報に、信徒への戒規処分がいろいろなところで

問題になっている現実があることだけをお話しして、その場合一個教会で戒規処分を受けた信徒は教区に

救済を求めて来るので、教区常置委員会と各個教会とが信徒の戒規処分を巡ってやり合うことになり兼ね

ないので、信徒への戒規項目については慎重に考えた方がいいのでは、と言う意見を述べました。この種

の議案は主事がみて書類上不備がないということで常置委員会に出され、三役もその教会規則に目を通し

てはいませんので、この議案は継続ということで、来月扱うことになりました。

・この日の常置委員会後にも有志で会食をしました。参加者は13名でした。前回から私たちがいつも利用

していた中華店が火曜休みになってしまいましたので、もう一つのグループの方々が行っていたお店に合

流させてもらいましたので、人数が増えています。そのためにお互いの考えや情報が分かるようなところ

もありますので、怪我の功名と言うのか、案外非公式な会食の場での話し合いが、互いの理解を深め合う

機会になるのかも知れません。この日鶴巻に帰ったのは午前0時30分ごろでした。

・3日(水・祝)から6日(土)まで今年の保養プログラムかながわ@リフレッシュが開催されました。

1家族が直前にお子さんが体調を崩されて参加できませんでしたが、15家族(58名?)が参加しました。

去年までのみなと未来にあるホテル・ナビオスが国際会議開催で使えないとうことで、今年は横浜球場の

近くのビジネスホテルの東横インに宿泊してもらうことになりました。私は一日目の受付とその日のホテ

ルでの宿泊と翌日の交流会の準備と交流会が終えるまで、この保養プログラムに参加しました。受付はホ

テルのロビーに「かながわ@リフレッシュ受付」と書いたA4の表示を椅子に座って膝の上に置いて、リ

フレッシュに参加する家族らしき方々がホテルに入ってきたら、受付の部屋に案内するという役柄です。

前日が常置委員会で遅かったので、寝不足気味で時々船をこぎながらその役柄を約3時間無事にこなしま

した。その日の夜はホテルの集会室で教区の核問題小委員が責任を持った、被曝に関する医者の話と個別

相談会があり、私も医者の話を聞きました。イレギュラーでしたが、この会が始まる前に、その日来た福

島の一家族の子どもさんが、屋台の食べ物を食べて体に湿疹が出てしまったので、被曝相談に来てくだ

さった医師が気軽にそのお子さんを診てくれました。医師から薬を飲めばよいのだがと言われ、その家族

はその日救急病院に行き薬をもらってきました。最初から最後まで保養にきた家族に対応した連れ合いの

話では、6日帰る時にはその湿疹が出たお子さんも元気に、来た時と比べると、満足した顔で帰って行っ

たということです。4日の交流会も福島から来た家族約60人とほぼ同じ数の諸教会からのボランティア約6

0人で、恒例の3種類(甘、中辛、辛)のカレーにポテトサラダ、杏仁豆腐で夕食を食べ、その後大人と子

供に分かれて交流会が行われました。5日、6日は自由行動。皆来た時とは一変した元気な顔で帰ったとい

うことです。