なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(215)

          船越通信癸横隠機 。横娃隠鞠6月14日    

・6月7日の日曜日は、礼拝後昼食会がありました。この日は出席者が少な目でしたので、和室の机を出さ

ずにテーブルと椅子での昼食会になりました。出席者は7名で、10名くらいを予定して用意した食材でした

ので、大分余り、持ち帰る人もありました。私もその日の夕食にしました。昼食会では、Iさんからアメリ

で大腸がんの手術をするAさんのことやK・T牧師のこと、それに追浜の病院に入院しているOさんの現状報告

がありました。Aさんは、アメリカでの手術で費用が高額になるのではという心配があるようです。Aさんと

K・T牧師のお二人に有志によるカンパを集めることになりました。ご協力いただける方はよろしくお願いい

たします。

・昼食会後に役員会がありました。この日の役員会は議題も少なく早目に終わりました。役員会では私が夏

期休暇をちゃんととるようにとのご配慮をいただきましたので、7月の役員会で夏期休暇の日程を決めたい

と思います。また、この日の役員会では、懸案の説教の話し合いについて、説教後に質疑や意見表明の形で

礼拝の中で行えるように、7月第一主日の礼拝で試行することになりました。その日の礼拝は、私が講壇か

ら説教するのではなく、長方形にテーブルを出して、回るくなって説教者、司会者及び会衆が座るようにし

て、説教者と会衆が対面式ではない形で礼拝を行ってみることにしました。礼拝後はそのまま昼食会に移行

するようにします。これはあくまでも試行ですので、実際にやってみてみなさんからご意見を承りたいと思

います。船越教会は少人数ですので、対面方式よりも家庭集会のような形が望ましいのではないかと思いま

すが、長年の慣れもありますので、実際にやってみて、違和感が大きければ、今まで通りになるでしょう。

どうぞ7月第一日曜日には、ご都合のつく方はぜひ礼拝に参加ください。よろしくお願いいたします。

・なお、役員会では今年も秋に土曜日、日曜日一泊の修養会を行う予定でいます。7月役員会でその企画を立

てたいと思っていますが、それまでにご意見のある方は役員の方へお寄せいただけると幸いです。船越教会

のメンバーは、遠方の方もいて、毎週礼拝に参加できる方はむしろ少数ですので、一年に一度くらいゆっく

りと話し合う機会が必要に思います。特にテーマを設定しなくても、それぞれの課題や取組、日常考えてい

ることをシェアーするだけでも、集まる意味があるのではないかと思いますので、この修養会のことも予定

に入れておいていただければと願います。

・8日の月曜日は午後2時からなか伝道所で、私の支援会で企画しています新教コイノーニアのために、「対

話の糸口を求めて」ということで、4人の方の座談会を行いました。私は録音をとるためと当事者として座談

会に必要ではないかと思い参加しました。4人の方は、関田寛雄牧師、岩井健作牧師、渡辺英俊牧師、それ

に生田教会の禿準一牧師です。前もってお願いして、各自が用意されたレジメに従って、それぞれ発言して、

その後に話し合いを行いました。約3時間の座談会でした。これをまとめて新教コイノーニアに載せることに

なっています。話は多岐にわたりましたが、私がこの話し合いの中で一番印象に残ったのは、ミッシオ・デイ

(神の宣教)の神学における苦難の意義についてです。ミッシオ・デイの神学は、教会の働きに先立って神が

この世界に御業を展開しているというもので、教会はその神の世界宣教の働きに参与するという、いわゆる神

―世界―教会という図式で言い表わされているものです。今回の話し合いの中で、ミッシオ・デイにおける苦

しむ人々の中で働かれている神の働きの優先性に目をとめる必要があるという指摘が複数の方からありました。

これは重要な指摘ではないかと思わされました。実はこの話し合いの中でもでましたが、70年の時に東京神学

大学の熊沢義宣さんがミッシオ・デイについて語っていました。私は69年4月から東京神学大学を出て足立梅田

教会の牧師になりましたが、熊沢さんのミッシオ・デイは万博伝道と結びついていましたので、当時は私自身

ミッシオ・デイにつては否定的でした。それは万博伝道(大阪万博キリスト教館を出して伝道する)を批判

していた者たちの共通した認識だったのではないかと思います。ところが、80年代後半ごろから宣教論や聖餐

論においてミッシオ・デイの神学が注目されるようになった時の印象は、70年の時とは大分違っていました。

今回ミッシオ・デイにおける苦難の意義について触れられたことは、ミッシオ・デイの神学の方向性がより明

確になったと思います。

・「北村慈郎牧師の処分撤回を求め、ひらかれた合同教会をつくる宣言」の賛同者が、200名になろうとしてい

ます。賛同者は私の方へファックスかメールで来ていますが、ほとんどが個人で、教会で集めてくださったと

ころは2,3件にすぎません。私の方からもメールで拡散してくださるように徐々にお願いしていています。

教団の全教会・伝道所に、通信第13号と共に「宣言」賛同のお願いを送付していますが、牧師の判断で教会員

のところまで情報が届かない場合も多いと思いますので、個人から個人へというメールによる拡散をお願いし

たいと思います。「宣言賛同のお願い」や「宣言」「署名用紙」は、支援会のホームページからダウンロード

できますので、拡散をよろしくお願いいたします。支援会ホームページは、http://k-saiban.com/です。なお、

6月末が第一期締め切りです。署名活動は7月以降も継続して行います。

・10日(水)から11日(木)にかけて連れ合いと箱根にでかけました。元箱根にある成川美術館で開かれ

ている個展が11日で終了しますので、この個展の招待状をある方からいただいていたことと、大涌谷が警戒レ

ベル2になる以前に元箱根から次のバス停大芝の近くのホテルを宿泊のみで連れ合いがインターネットで申し

込んでいましたので、一泊で出かけました。10日は強羅まで登山電車に乗り、紫陽花を楽しみ、強羅でお昼を

いただき、午後成川美術館に行き、その後山の上ホテルのバラを観て、ホテルに一泊しました。11日は連れ合

いは国会前の座り込みに直接行きましたので、私は小涌園で連れ合いと別れ、岡田美術館に入り、午前9時か

ら午後2時まで過ごしました。以前偶然にこの美術館に入り、特に陶器の展示の充実ぶりに驚き感動し、集中

し疲れましたが、今回はゆっくり鑑賞することができ、疲れませんでした。