なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(318)

        船越通信癸械隠検。横娃隠掲6月18日    北村慈郎

・11日の日曜日は礼拝後すぐに帰る人が数名いましたので、お茶の時は4人の懇談でした。私が船越教

会に来る前の船越教会の歴史についてお二人の方からいろいろと伺うことができました。連れ合いは教区

の性差別問題特別委員会がその日の午後5時から三・一教会でありましたので、お茶を飲まずにすぐ帰り

ました。私は4人と懇談した後、次週の準備をして午後3時ごろ船越教会を出て鶴巻に向かいました。

・12日(月)は、伸ばし伸ばしにしていました課題の一つでした、「北村慈郎牧師の処分撤回を求め、

ひらかれた合同教会をつくる会」(以下支援会)の出前集会のことで、お二人の方にお手紙を書いて投函

しました。この週の15日(木)に支援会の世話人・事務局会があるからです。今年は教団総会がない年

ですので、支援会では秋に東京と関西(大阪)で集会をもちたいと考えています。現在私の免職撤回は教

団総会毎に神奈川教区と大阪教区総会決議議案として出していますが、審議されないまま議長によって葬

られていますので、機会をつくってその不当性を広く訴えていくと共に、「ひらかれた合同教会をつく

る」運動の展開をと考え、二つの集会を計画しています。そのために集会のメインスピーカーとして、お

二人にお手紙でお願いした次第です。後日お一人からは、「お手紙今日いただき読ませていただきまし

た。遠く離れていて・・・これまでお会いすることができませんでしたが、会の一員として、連帯のしる

しとして、発言させていただきましょう」と、お引き受けいただきました。

・13日(日)は午後農伝の説教演習にでかけました。今年度農伝の説教演習受講者は3名です。この日

説教演習担当の学生は体調を崩し、休講届けが出ていました。他の二人は受講しましたが、実際の説教演

習はできませんでした。私は説教演習を、一人の説教を聞き、テキストから説教までの行程を、その説教

を聞いたそれぞれの感想(批評ないし講評)と説教者との対話の中で追体験しながら、自分だったらどう

するかを考える作業として考えています。ということで、この日は私が用意してきたこの日のテキストに

関するある方の黙想を、二人の受講者の学生と読み合せして、テキスト固有の使信をそのテキストの釈義

と黙想を通して如何に引き出すかという観点から話しました。突然一人の学生から「私がどうして入信し

たのか」という質問があり、もう50数年前になりますが、高校3年生という若き日の私自身の教会及びイ

エスとの出会いについて話しました。その話をしていて、改めてあの時から50数年が経っていることに驚

いている自分がいるのを感じていました。

・10日土曜日の共謀罪辺野古新基地建設反対国会包囲抗議行動には、私も連れ合いも参議院議員会館

の前の道路に寿のグループの一員として参加しました。13日(火)夜も日比谷野音で抗議行動がありま

したが、ちょっと体が疲れ気味でしたので、それには参加できませんでした。ご存知のように、政府も自

民党与党もなりふり構わず強引なやり方で、15日(木)朝7時過ぎに共謀罪法案=「組織的犯罪処罰法

改正案」(「テロ等準備罪」法案)を参議院強行採決し可決しました。この共謀罪が戦前の治安維持法

のように機能したら、その可能性もないとは言えない状況ですので、おそろしいことになり兼ねません。

十分注意しつつ、今後も廃案をめざし、けれども言うべきこと、行動すべきことは自粛しないようにした

いものです。

・14日(水)夜は大和センター集会室で県央共闘(原子力空母の母港化に反対し基地のない神奈川をめ

ざす県央共闘会議)拡大事務局会があり、私も神奈川教区の基地・自衛隊問題小委員会委員として参加し

ました。15日(木)は、いのくら(県民のいのちとくらしを守る共同行動委員会)基地部会の集まりも

ありましたが、その日は支援会の世話人・事務局会があり、こちらには参加できませんでした。いのくら

基地部会で7月29日(土)に横浜港にある米軍基地「ノースドック」の学習会とフィールドワークがあり

ます(玄関掲示板チラシ参照)。「(ノースドックは)報じられることが少ない基地ですが、入れ替わり

立ち替わり多様な米軍船舶(米軍チャーターの船舶も)入港し、日々、軍事行動に直結した運用が行われ

ています」(集会チラシから)。紅葉坂教会の牧師時代に何度かみなとみらいのワールドポーターの屋上

からノースドックを監視した経験がありますが、現在はその時と比べ物にならないくらいにノースドック

は米軍船舶の出入りが頻繁になっているようです。安倍政権がすすめる日米軍事同盟がいろいろなところ

で実質化しているように思われます。

・15日(木)夜は紅葉坂教会で支援会の世話人・事務局会がありました。出前集会のこと、通信第19号

発行のことなどを話し合いました。その中で世話人代表の関田先生が、教団の中で執行部側の、北村は違

法聖餐をしたとんでもない人間だから、戒規免職処分は当然だという、私への悪者イメージが多くの信

徒・教職に注入されているので、この問題の本質は北村排除だということをわかってもらえるような、漫

画も沢山入れたパンフレットを作り、広く配布したらどうかという提案がありました。支援会世話人・事

務局会としては一考に値する提案をして受け止めましたが、さてどなたがそのようなパンフレットを作成

できるか、その製作者を探さなければなりません。そのためには、まず私の戒規免職問題の問題とは何か

を、パンフレット用に分かりやすくまとめておかなければなりません。このところ私自身結構忙しくして

いて、夏まではなかなかゆっくり考える時間がとれそうもありませんので、夏休みのときにでも原案にな

るものを考えてみたいと思っています。来年は教団総会がありますので、来年の各教区総会前にこのパン

フレットを完成し、広く配布できればと思っています。

・18日(金)は、前日の木曜夜に船越教会に来ていましたので、11時過ぎに船越教会を出て、寿の炊き

出し配食(午後1時)に間に合うように行きました。この日は捜真女学校の中学生は来ませんでしたの

で、洗い場の人が足りないくらいでしたが、何とか来ていたボランティアでやりくりできました。また、

この日は日差しも暑く、木陰もほとんどない寿公園での炊き出しですから、いつもは他の醬油味よりも皆

さんが喜ぶカレー雑炊でしたが、少し余ってしまったようです。炊き出しの後片付けを終えて、近くの

ファミリーレストランで一人の方と話をして、夜には寿地区活動委員会に出て、午後10時ちょうどに船越

教会に帰って来ました。