なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(319)

       船越通信癸械隠后。横娃隠掲6月25日    北村慈郎

・18日(日)は礼拝後お茶の時間(懇談)は短めにさせてもらい、その後役員会を行いました。役員会

では、➀今年度だ一回平和と人権を考えるDVD鑑賞会は7月23日(日)に行いますが、第2回以降につい

ては本日礼拝後のお茶の会(懇談)で考えることになりました。7月2日(日)の礼拝説教は私の都合でM

さんにお願いしていましたが、私の都合がなくなりましたので、7月2日(日)の礼拝説教は、私がするこ

とにしました。牧師の夏期休暇の時にはまたどなたかにお願いしなければなりませんので。8月1日~7日

に船越教会に宿泊希望者があり、当教会の「横須賀平和センター」の働きとして役員会では受け入れるこ

とにしました。7月には9日(日)なか伝でH牧師の就任式、16日(日)紅葉坂教会でA牧師の就任式、

23日(日)鎌倉恩寵教会でW牧師の就任式が行われます。三つの教会の就任式には私は出席します。6月

の役員会で決まったことは以上の件です。

・この日役員会を早めに終えてもらい、私は午後2時半からある神奈川教会のK牧師の就任式に伺いまし

た。M教区議長の司式で就任式は神奈川教会の2階礼拝堂で行われ、茶話会は幼稚園の教室でしょうか、一

階の部屋に移動して行われました。Kさんは同志社出身ですので、Kさんの就任式に来ていた他教会の牧師

10数名の内半数近くは同志社出身者の方でした。司会者によって、他教会から参加した人はすべて祝辞を

述べるようにということでしたので、私も一言申し上げました。Kさんとは彼が以前川和教会の牧師だっ

た頃に多少交流がありましたので、Kさんについて、私はまじめで誠実な人という印象を持っていまし

た。そのことをお話しして、それだけにリラックスすることも必要かと思い、神奈川教会の信徒の方々に

はそのような配慮をお願いしました。午後4時15分ごろに茶話会も終了し、散会しました。神奈川教会は

東横線反町駅近くにありますので、私は横浜に出て、相鉄・小田急で鶴巻に帰りました。

・19日(月)は午後2時から横浜駅西口近くにある県民センターの会議室で、「沖縄から米軍基地撤去

を求め、『教団』合同のとらえなおしをすすめる連絡会」(以下もとすす)の世話人・事務局会がありま

した。関西から4人、北海道から1人、東京から1人、それに私の7人が集まりました。私は今年3月に大

阪東梅田教会で行われたもとすすの全国総会で、2004年の発足以来代表世話人をして下ったIさんに代

わって代表世話人になりました。各地区の報告を互いにしてから、今年度は全国集会の年に当たりますの

で、どこで何時頃開催するかを相談しました。開催場所は幾つか候補が出ましたが、今回は岩国に当たる

ことにしました。さて、沖縄の米軍基地について、「県外移設」を主張する声が沖縄でも確実に広がって

いると言われています。「県外移設」とは、知念ウシさんによれば、「在日米軍基地は、依然として撤廃

できない日米安保条約の下、あなたたち日本人のものだから、引き取って自分で担い、いやなら引き取り

つつ自分でなくしなさい」という主張です(知念ウシ『シランフーナ(知らんふり)の暴力』2013年、未

来社)。高橋哲也もこの主張に立っています。今年の2月には「在沖米軍基地を引き取る会 東京」とい

う会も立ち上がっているということです。この考え方に基づく運動についても、もとすすとしてどう考え

るかという問題があるように思います。何れ考える機会をもたなければと思っています。この日のもとす

世話人・事務局会は午後6時で終わり、関西と北海道にから来た人はそれぞれすぐに帰路に着きまし

た。私は鶴巻に帰りました。

・20日(火)は農伝に行き、21(水)、22日(木)は一泊二日で沖縄に所用があり行ってきまし

た。沖縄ではMさんという沖縄戦後民衆史を研究している方と出会う機会が与えられました。そしてMさん

から、大阪教区の集まりでMさんが話したという相当丁寧なレジメ、資料とも言える文書をいただきまし

た。その資料の中に上江冽清作(うえす・きよさく)さんという方の詩がありましたので、その詩を紹介

させてもらいます。

・《泣かないで人々よ/あなたの為あしたの為/全ての国よ/上辺だけの付き合いやめて/忘れるな琉球

の心/武力を使わず/自然を愛する/自分を捨てて/誰かの為何かができる》(2012/9/9)。

《(右も左もわからない/当時18才の自分が書いた歌)琉球愛歌(意図的ではなく無意識に書かれた詩

は、作られて約15年過ぎようとしている現在でも自分自身に対する色褪せぬメッセージ)今日も沖縄から

飛び立つ戦闘機が/世界のどこかで誰かの命を奪います//罪も無い人々を巻き添えにしながら//基地

で暮らしが豊かになりました/基地で日本の平和が守られました//罪も無い人々の命を犠牲にしながら

//基地がある事で沖縄が標的になる/いつまでたっても永遠に日本の捨石のまま//僕らは静かに無意

識に戦争に加担しています/沖縄線はまだ終わっていないのです//沖縄の空を/沖縄の地を/いつまで

アメリカに日本に占領されなければいけないのでしょうか//いつまでニコニコ・へらへら笑って/優し

いうちなーんちゅを演じなければならないのでしょうか//今、世界は沖縄を日本を見ています。//戦

争反対・基地反対・オスプレイ反対/沖縄が基地を拒否する事が/世界に対して一番のメッセージです/

/矛盾の上に咲く花は/根っこの奥から抜きましょう/同じ過ちを繰り返さないために/根っこの奥から

抜きましょう//沖縄から平和を》

・24日(土)は教区総会が清水が丘教会でありました。今回は報告集会ですが、内容的な議案として

は、議案第6号「『ハラスメントの防止等』に関する規則」に関する件は常置委員会差戻に、議案第8号

「第二次大戦下における日本基督教団の責任についての告白」50年を覚え新たな行動をおこす決議の件

と、議案第9号日本基督教団教師委員会・審判委員会の北村慈郎教師に対する不当な戒規適用が無効であ

ることを確認し、北村慈郎教師の免職処分を撤回すると共に、日本基督教団において聖餐についての論議

の再開を求める声明を出す件は、それぞれ138名中90名、134名中85名の賛成多数で可決されました。