なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(364)

     船越通信、癸械僑粥   。横娃隠固5月20日   北村慈郎


・10日(木)の夜紅葉坂教会で支援会の世話人・事務局会がありました。支援会は3月17日に第6回総会

を開催しましたが、今年は教団総会の年ですので、秋の教団総会に向けて、どのような取り組みをしてい

くかについて話し合いました。前々から支援会の代表世話人である関田寛雄先生から、私の戒規免職問題

を分かり易いパンフレットにできないかという提案が出ていました。先生が各地の集会に講師として呼ば

れていくとき、その集会で私の戒規免職についても訴えてくださっているとのことです。ところが、私の

人物や戒規免職を当然とする教団執行部側の歪んだ言説がいきわたっていて、なかなか理解してもらえな

いという現実があるので、私の戒規免職がパワーハラスメントに当たるということを、事実に即して分か

り易く知らせるパンフレットができないかということなのです。世話人・事務局会ではこのパンフレット

作成を世話人副代表のS牧師にお願いしています。今回は口頭でその構想を伺うことが出来ました。イラ

ストも入れたパンフレットを、秋の教団総会までには何とか作成したいと思っています。その他にこの会

では、7月中旬に、秋の教団総会会期中の「全国交流集会」の案内と共に、3月の総会報告を中心に通信第

21号の印刷発送をすることにしました。また、6月教区総会に教団総会議案として出す、私の戒規免職撤

回議案と聖餐論議の場設定議案の文案を検討しました。今教団総会では、今まで免職撤回と聖餐論議の場

設定を一つの議案として出していましたが、前回の教団総会会期中の全国交流集会でフロアーからこの二

つを分けた方がよいのではという意見がありましたので、今回は二つの議案として出すことにしました。

この二つの議案は、20日の「かながわ明日の教団を考える会」で文案を完成させて、6月教区総会議案に

したいと思っています。


・この会で私は、2010年9月に私の免職が教団で最終決定になってから、大分時間が経ちますので、免職

決定に至るプロセスを私の側が出した文書と教団側の文書をまとめてパンフレットにすることを考えてい

ると申し上げました。教団側の文書としては、私への戒規申立書を含めて、教師委員会が戒規に関する内

規を改訂して個人による私への戒規申立書を受理したのですが、その教師委員会の旧内規と新内規、信仰

職制委員会の答申などです。特に私への戒規申立書は教師委員会が免職決定するまで、本人の私にさえ開

示しなかった文書です。裁判で教団側から証拠書類として提出されましたので、公式にはそこで見ること

ができました。申立書の内容もひどいものです。この会では、一応弁護士に確認してからにしたらという

ことでしたので、弁護士にお聞きしましたら、裁判記録は公開されているので問題ないということでし

た。ただ「問題は、個人情報にたいする配慮のみ」ということでしたので、個人情報を配慮した上で、公

開したいと思っています。


・11日(金)よる聖書研究会がありました。この日で第一テモテは終わりましたので、次回(6月)か

ら何を扱うか、最後に話し合いました。Tさんから、私の支援会が出した『戒規か対話か~聖餐をめぐる

日本基督教団への問いかけ~』を一緒に読みたいと言う申し出がありましたので、6月からこの冊子を扱

うことによって、聖餐について考え学びたいと思います。


・13日(日)は礼拝後いつものようにお茶を飲みながら懇談してから散会しました。ただこの日はNさ

んが礼拝に出席しましたので、今年度の平和と人権を考えるDVD鑑賞会について、意見を伺いました。話

し合いの中で、今まで鑑賞会をしたDVDのリストを作成し、沖縄辺野古新基地建設や福島原発事故と共

に、今年度は人権問題を一つの柱として明確に打ち出していったらどうかということになりました。その

中でヘイトスピーチの問題も扱ったらどうかという意見もありました。今月中に意見をまとめて6月役員

会で今年度の平和と人権を考えるDVD鑑賞会の予定を決めたいと思っています。


・15日(火)は農伝に午後授業にいきました。その際農伝校長のU先生に、「カナダ合同教会の歴史と

現在」(仮題)という内容で、支援会が今秋開催の教団総会会期中に計画しています「全国億流集会」で

講演していただけないかお願いしました。10日の支援会世話人・事務局会でU先生にお願いすることが決

まっていたからです。先生は快く引き受けてくださいました。カナダ合同教会は、その形成途上で忍耐強

い対話を通して、様々な痛みを伴いながらも合同教会として一つになっていく歴史を共有しています。日

本基督教団は現在一つの立場によって他を排除するという力が働いているように思われますが、合同教会

としての日本基督教団にとって、カナダ合同教会に学ぶことは多いはずです。


・この週は比較的自由な日がありましたので、16日(水)は連れ合いと朝から出かけて、箱根小涌園

くにあります岡田美術館に行きました。「特別展 初公開 田中一村の絵画~奄美を愛した孤高の画家

~」に引かれてです。田中一村ゴーギャンのような人で、「50歳で奄美大島へ移住し、亡くなるまで20

年間、それまで日本画の題材となることのなかった亜熱帯の生きものを写し、描いて、独自の画境を拓」

いた画家です。生前はほとんど無名で、「美術番組で取り上げられたことをきっかけに近年再評価されて

いる画家」と言われています。残念ながら一村の代表作と言われる「アダンの海辺」は展示されていませ

んでしたが(8/24~9/24展示)、「白花と赤翡翠」と「熱帯魚三種」を鑑賞してきました。一村は奄美

移住してからは、あばら家に住みながら、数年は大島紬の絵付けの仕事で稼ぎ、その後数年絵に没頭する

とう生活を続けていたようです。「熱帯魚三種」も日本画としては独特な感じでしたが、「白花と赤翡

翠」が私の心の残りました。18日(金)は夜寿地区活動委員会が寿地区センターでありました。5月26

日(土)に小柳伸顕さんを講師に迎えて、寿地区センターの講演会が紅葉坂教会でありますので、その最

後の打ち合わせをしました。また、何時もの委員会では今後の寿地区センターはどうあったらよいかとい

うような話ができないので、一人の委員による提案で委員会の「修養会」を6月29日〔金〕19:00から30日

〔土〕12:00まで船越教会で行うことになりました。