なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(382)

      船越通信、癸械牽押  。横娃隠固10月7日  北村慈郎


・30日(日)は台風24号が関東地方を直撃するという予報でしたが、午後2時頃まではその兆候は全

くありませんでした。お昼ごろにはお日さまもさんさんと照っていて、穏やかな日曜日でした。礼拝を共

にし、礼拝後のお茶を飲みながらの懇談もいつもと同じようにできました。懇談の時には、隣家との境界

線の問題を話し合い、結局「原子力空母の横須賀母港問題を考える会」の呉東正彦弁護士に相談してみよ

うということになりました。たまたまTさんが呉東弁護士の連絡先を知っていましたので、呉東弁護士に

電話をかけて、M人さんに隣家との境界線のことで今船越教会が抱えている問題とその解決策につい話し

てもらいました。その結果10月2日(火)10時に呉東弁護士が所属する横須賀市民法律事務所に、私と

HさんとTさんとで行くことにしました。礼拝後の懇談の時を終えて、午後1時過ぎに皆が帰った後、私は

来週の準備をしてから、教会の近くの梅田のバス停から13:52分の追浜行のバスの乗ることが出来まし

た。追浜に行くバスの途中で雨が降り出しました。京急追浜駅に着くころには、結構激しい雨が断続的に

降るようになっていました。この日は午後4時30分から教区の第2回オリエンテーションを予定していまし

たが、台風第25号が関東地方直撃という予報で、9月28日(金)朝に中止を決めていました。30日

(日)のお昼ごろまでは、これならオリエンテーションができたのではと思う程天候は安定していました

が、午後2時以降の天候からすれば、中止が正解ではないかと思いました。この日の夜9時以降、首都圏で

JR東日本がはじめて首都圏のほぼ全路線で計画運休を実施しました。それに追随するように私鉄路線の

間でも運休路線が相次ぎ、日曜日の夜は台風来襲前に首都圏の鉄道はほぼストップしたのです。テレビで

は、この鉄道運休で困った人のニュースが放映されていました。もしこの日オリエンテーションを強行し

ていたら、参加者の中には帰宅するまで相当苦労した人も出たのではないかと思いました。


・30日(日)は沖縄の知事選の日でした。午後7時過ぎにT・Aさんが教区の委員会の件で連れ合いを鶴

巻の自宅に訪ねてきました。1時間強二人で打ち合わせの話をしていましたが、それが終わって私も加

わってお茶の時を持ちました。すると、Aさんの携帯に、私は何方からかは分かりませんでしたが、もし

かしたら沖縄の方からか「玉城デニーさんに当確が出た」という連絡が入りました。そこでテレビをつけ

ましたが、どこも沖縄知事選挙の速報はしていませんでした。そうこうしているうちに、連れ合いのメー

ルにも翠ヶ丘教会のIさんから「玉城デニーさん当確」が入りました。その知らせを聞いたAさんは、「涙

が出そう」と目頭を押さえていました。私も玉城デニーさんが沖縄知事に当選して、「本当によかった」

と思いました。Aさんと連れ合いと三人で、「玉城さんが当選してよかった」ねと、その喜びを共有しま

した。テレビではNHK玉城デニーさんの当確を放送しました。これで玉城デニーさんの沖縄知事当選は

揺らがないだろうと思いました。Aさんが帰ってから、私はパソコンに向かい、目取真俊さんのブログ

「海鳴りの島から」を開けて見ました。目取真俊さんのその日のブログの一節にこのようなことが書かれ

ていました。「沖縄県民が死に物狂いで選挙をたたかい、結果を示しても、民意を踏みにじる安倍政権を

支えているのは、大多数の日本人である。玉城さんが当選してよかった、ではない。安倍政権の沖縄に対

する強硬策をヤマトゥの人たちは止めないといけない」(目取真俊ブログ、2018年9月30日)。厳しい言

葉ですが、ヤマトゥの人の一人として、本当にそうだと思わされました。


・2日(火)午前10時前に、京急横須賀中央駅前で待ち合わせたHさんと二人で横須賀市民法律事務所に

呉東弁護士を訪ねました。後からTさんも来て、隣家との境界線の問題を呉東弁護士に相談しました。経

過と船越教会の希望を申し上げました。呉東弁護士はその場で隣家との境界線を測量した測量事務所と業

者に電話してくれました。業者が4日(木)までお休みでしたので、5日(金)に呉東弁護士が業者に電話

をして、その結果を私に知らせてくれるということで、1時間弱の相談を終えて帰って来ました。


・5日(金)に呉東弁護士から電話があり、「船越教会の土地に隣家の土地が食い込んでいる部分を買い

取り、現状に合った境界線の分筆、登記をする。その費用は、永年にわたって無償で船越教会の土地を実

質利用してきたことに鑑み、売主、または仲介業者、買主で負担をしてもらい、船越教会は一切の負担を

しない」という船越教会の言い分を業者に伝えたところ、業者は売主と相談し、売主が納得しない場合は

契約破棄になるということでした。業者は覚書でことを処理する意志でしたが、覚書の法的効力は曖昧で

すので、将来のことも考えて、船越教会としては上記のようにしてもらいたいと申し上げました。この日

(2日)の常置委員会は私も連れ合いも欠席しました。


・6日(土)午後3時30分に教会の集会室、台所の床の歪みを建築会社の方に見てもらいました。Mさん、

Hさん、Tさん、Nさん、それに私とで立ち会いました。何れ見積もりが出てくるでしょう。(以下は加

筆:今回の隣家との境界線問題にしても、教会堂の床の歪みの問題にしても、教会が土地や建物を所有す

るが故の負荷です。かつて70年前後に教会が土地も建物も所有しないで、集会室を借りて礼拝をするとい

う道を選んでいった教会・伝道所もあります。そうなると集会室の確保という別の負荷がかかります。原

始教会の家の教会はどうだったのでしょうか?)