船越通信、癸械坑亜 。横娃隠固12月2日 北村慈郎
・今日からアドベントになります。教会歴では新しい年の初めです。
・25日(日)の礼拝後、残れる人でアドベントの準備をして、お茶を飲みながら、船越教会がお世話に
なった方々へのクリスマス・カードに名前を書きました。いよいよ今年もクリスマスの季節になります。
段々と社会の潮流は暗い方に流れているようで、今年は今から、イエス誕生物語の中にあるヘロデ王によ
る嬰児虐殺を想い起こさざるを得ない気分です。しかし、そもそもマタイ福音書によれば、イエスの誕生
は「暗闇に住む民は大きな光を見、死の陰の地に住む者に光が射し込んだ」(マタイ4:16)出来事なのです
から、「暗闇に住む民」「死の陰の地に住む者」に与えられた光なのでしょう。この日は、皆が帰った
後、次週の準備と、この日午後4時半から蒔田教会の中にある教区事務所の2階で行われる今年度第3回の
オリエンテーションの準備をして、蒔田教会に向かいました。
・この日のオリエンテーションのテーマは、「教職と同性愛者」です。講師はなか伝道所牧師の堀江有里
さんです。この教区のオリエンテーション対象者は、教区オリエンテーション要綱によれば、「a 他教
区からの新任教師、b 按手・准允の志願者、c 正・補教師検定試験受験者」となっていますが、その他
の方でも参加は自由になっています。今回出席の連絡をもらった対象者は、講師の堀江有里さんを入れて
8名でした。それに委員の6名を加えて14名の出席予定者でした。しかし、当日上記の対象者ではありま
せんが、教職1名、なか伝道所の信徒6名の参加者があり、合計21名の集まりになりました。堀江さんの発
題は、教団において初めてカミングアウトした同性愛者の教師検定試験受験・合格をめぐって起こった、
「伊藤発言」「大住文書」の」問題性に触れ、教会の「異性愛主義・家族主義」が疎外や排除する存在を
生み出している現状と、その仕組みを前提に共同体形成をしてきた教会の在り様を問うものでした。教会
の中のグループとして「婦人会」や「壮年会」がある教会は、そのこと自身で多様な性自認・性指向の人
を排除していて、そのことに気づかないでいることが多いのではないでしょうか。どんな立場の人も排除
されない包括的な(インクルーシブ)、多様性を認め合う教会をどのようにしたら形成できるのか、私た
ちもよく考えておかなければならない課題です。個の自由・主体性を圧殺しない共同性のあり様とは?
この問いを模索していきたいと思います。オリエンテーションが終わって、いつもは委員と講師に参加者
有志が加わって、会食の時を持ちます。今回は連れ合いが一人で鶴巻のマンションにいますので、私は失
礼して帰えりました。
・26日(月)は、午前中に連れ合いが東海大学病院に白血球を増やす注射をしに行きましたので、私も
付き添いました。午後は3時半から6時頃まで、「沖縄の米軍基地撤去を求め、教団『合同のとらえなお
し』をすすめる連絡会」(以下もとすす)の世話人会が、横浜駅西口の近くにありますかながわ県民サ
ポートセンターの会議室でありました。関西から3人、岩国から1人、東京から1人、それに私とで6人が集
まりました。各地の報告の後、3月末に全国集会を関西で行うことを決めました。会の名称は「合同50年
にあたって ~その歴史を検証する~」にしました。来年は沖縄キリスト教団と日本基督教団が合同して
から50年になりますので、どこまでできるか不安ですが、何らかの形でこの50年の総括をしておかなけれ
ばということで、このようなテーマにしました。発題は、本当は岩井健作さんが元気であれば、岩井健作
さんにお願いしたいところですが、世話人代表の私がすることになりました。また来年は2年に一回のも
とすすの総会を開く時期ですので、10月前後に総会を行うことにしました。その時現在関西で担っても
らっています事務局体制についても考えることにしました。6時頃会を終えて、岩国と関西から来た4人は
その日の内に羽田から飛行機で帰っていきました。
・27日(火)は、午後農伝に行き、説教演習の授業をして、小田急町田から自宅マンションのある鶴巻
温泉を通り越して秦野まで行きました。秦野市役所の福祉部障害福祉課に連れ合いの障がい者申請手続き
をするためです。連れ合いは直腸がんのためストーマ(人口肛門)になっていますので、そのストーマは
一時的ではなく、今後ずっと続きますので、そのようなケースの場合には障がい者の申請ができ、認定さ
れますと、ストーマ用品購入割引などの特典を受けることができるようです。とにかくその申請をしてお
いた方がよいということで、医師から診断書をもらい手続きを取ったという次第です。障がい者手帳発行
までには一か月半くらいかかるようで、手帳が来るのは来年になるようです。
・28日(水)は、船越教会の礼拝にも何回が出席した名古屋のHさんが、ぜひ私と話しがしたいという
ので、一日名古屋を往復しました。Hさんが入っている豊明市にある介護ホームに午後1時前に着き、それ
から午後4時半過ぎまで、いろいろと話をしました。Hさんはプロテスタントの信徒として、長年自分で聖
書を読むことを大切にしてきました。現在92歳で、目も不自由になってきていますが、部屋の机の上には
パソコンと英文の聖書注解書や邦文の文献などが置いてありました。服部さんは、「共同体か個人かでは
なく、個人と共同体という一つの出来事が信仰の来事ではないか」と言うのです。加齢で大分弱っていま
すが、聖書を長年読み、自分なりに学んできたことを、まとめたいと思っているようです。Hさんのため
に、神がその時間を下さるようにと願うものです。
・29日(木)にTさんから船越教会の集会室と台所の床の工事が終わった旨、メールで連絡を受けまし
た。予定では工事は27日(火)から29日(木)までの3日間ということでしたが、28日(水)の午
後5時には工事が完了したということでした。12月1日(土)午後2時少し前に私は船越教会に着き、
工事が完了した集会室と台所の床を見ましたが、見事にできていて、色合いも会堂の床と違和感なくマッ
チしていました。これからは床の軋みを気にしなくて済みます。