なんちゃって牧師の日記

説教要旨と牧師という職業で日々感じることを日記にしてみました。

船越通信(420)

     船越通信、癸苅横亜   。横娃隠糠7月14日   北村慈郎


・7日の日曜日も礼拝後残れる人でお茶を飲みながら懇談の時を持ち、散会後私は次週の準備をしてから

鶴巻に帰りました。


・この週は8日(月)、9日(火)と連れ合いを見舞いに来てくれた人が二組ありました。8日はH・Sさん

がT・Tさんを案内して二人で来てくれました。9日は紅葉坂教会時代の二人が来てくれました。連れ合い

にとっては、親しい来客と話し合い交わることは、抗がん治療は続けていますが比較的元気でいますの

で、単調になりやすい生活の中での非日常的な出来事になり、元気をもらえる機会となっているようで

す。昨年8月末から病気になって10か月が過ぎましたが、この間本当に沢山の方が連れ合いを見舞ってく

れました。冗談で「100人になるのでは?」と言っていますが、教区の委員会を鶴巻の自宅で開いてくれ

て、委員として来てくれた人、彼女が関わっていますNPO関係の人や2度、3度と見舞ってくれた人も回数

で数えれば、冗談ではなく100人になるかも知れません。通常病気になると、人は他者との関係が疎遠と

なり易いのではないかと思われますが、連れ合いの場合は、むしろ逆に思えるくらいに、病気になってか

ら沢山の人との出会いの時を与えられています。有難いことです。


参議院選挙は21日(日)が投票日になっています。一二度テレビの党首討論を観ましたが、自民党の安

倍晋三首相のディベートには、常に相手に打撃を与える毒が感じられて辟易とさせられました。安倍晋三

首相は、第一次安倍内閣の時に自滅した経験を踏まえて、第二次安倍内閣からは、質問者の問いにまとも

に答えることなく、話しをずらして、自分の功績を強調し、相手の弱点をあげつらう言論の技術を身に着

けたように思われます。ドイツのメルケル首相には精神性・思想性が感じられるように思われますが、残

念ながら安倍首相にはそれが殆ど感じられません。私が色眼鏡で見すぎているからでしょうか。民主的な

思想、人権や平和の大切さ、それを守ろうとする気概を、この方はお持ちなのだろうかと疑問を持ってし

まいます。アメリカの傘の下、権力にしがみついているとしか思えません。安保法制で「アベ政治を 許

さない」をモットーに多くの市民が結集し、国会包囲集会があり、私も参加しましたが、残念ながら安倍

政権は何事もなかったかのように現在まで生き延びています。議会制民主主義が機能しているとは思えな

い現状ではありますが、今度の参議院選でも私たちは選挙権を行使することによって意思表示をしたいと

思います。


・10日(水)は夜教区の基地・自衛隊問題小委員会(以下基地小)が団体加入していて、私が基地小か

ら出ています、神奈川の基地問題を扱う県央共闘幹事会がありましたが、私は欠席させてもらいました。

連れ合いが病気になってから、教会・教区関係の集会や委員になっています委員会にはできる限り出席す

るようにしていますが、その他の集まりは失礼させてもらっています。連れ合いは一人の時や誰か見舞い

に来てくれる時などには食事作りをしていまが、普段私と二人の時は、出来るだけ私が食事作りをするよ

うにしています。そのために船越教会に来る土日を含めて、集会や委員会の出席は教会・教区関係に可能

な限り限定させてもらっています。


・支援会の通信編集を頼んでいますS・Kさんから、メールで通信第23号の印刷が出来上がり、印刷業者が

運送屋に引き渡すのが11日(木)午後4時になるという連絡がありました。12日(金)に通信第23号が船

越教会に届きますので、私は11日(木)の夜遅くに船越教会に行きました。12日(金)には、通信第23号

と共に、今回は支援者と教団の全教会・伝道所に送るための封筒も着くように頼んでいましたので、それ

らを受け取り、発送の準備もしました。12日(金)は一日船越教会で支援会の仕事をして、午後7時過ぎ

に船越教会を出て、この日は鶴巻に帰りました。通信は3,000部、八箱を小雨が降る中、階段下の道路か

ら教会玄関まで、4回に分けて運送屋さんが一人で運んでくれました。そのひと箱を玄関から日本間まで

私が運ぶだけで、相当の重さを感じましたが、運送屋さんの若者は、昇降機を使いましょうかと言いまし

たが、大丈夫だと言って、二箱ずつ4回も25段の階段を運んでくれました。一方封筒を運んでくれた運送

屋さんは、前以って電話があり、前任者との引継ぎで昇降機で荷物を上げてもらえるとのことなので、荷

物は階段下で引き渡したいと言ってきましたので、その通りにして階段下から昇降機を使って玄関まで私

が荷物を運びました。荷物は3箱でその1箱は通信1箱よりも軽いくらいで助かりました。


・12日にでき上がった通信第23号を家に持ち帰って、一冊連れ合いに渡しました。連れ合いはその通信第

23号を読んでから、これを教団の常議員にも送っているのか。仲間内だけではなく、私を免職処分にした

側にこそ読んでもらわなければと言うのです。今回も教団の全教会・伝道所にも送りますので、常議員も

目にする機会はあると思われますが、直接その個人に送られたものとは違いますので、読む人は少ないか

も知れません。できれば連れ合いの意見を参考にして、今回は常議員個人にも通信第23号を送ってみよう

と思います。


・通信第23号にも掲載されています本年4月6日開催の支援会第7回総会の世話人代表挨拶の中で、関田先

生は、「北村先生の復職という、名誉回復という、過去の立場に戻るというだけではなくて、むしろ、も

ちろん処分撤回を願うわけではありますが、これをきっかけに未来に向かって、教団の将来をどうするか

ということに向かって、この北村先生の事件をきっかけに、教団の改革をめざしましょう」と訴えていま

す。この課題についてもこれから力を注いていかなければならないと思っています。